高齢化社会が進む日本、元気なシルバー世代がとても増えています。長い間働いて、第二の人生は年金でエンジョイという人を見ると羨ましくなってしまいますね。
しかし、人生は何があるか分かりません。時には手持ちのお金だけでは生活が厳しくなる時も。中でも、年金だけで生活している人は、やりくりに困る時も出て来るでしょう。
そんな時、現役時代と同じようにお金を借りることができるでしょうか？ 年金生活者はお金を借りられないという噂もあります。いざという時に困らないため、事前に検証しておきましょう。
年金生活者、シルバー世代になってくると、現役時代よりもぐっと収入が減り、質素な生活を余儀なくされることが多いようです。そうなると、急な出費などに備えて、キャッシングやカードローンをしたいと思うのは当然かもしれません。
なぜ、そんなことになっているのでしょうか。シルバー世代の借り入れが難しいことには、どんな理由があるのでしょうか？
どちらもシビアな理由ですが、これはこれで、頷ける部分があるのも事実です。年金生活になると、やはり現役時代と比較して、自由に使えるお金が減ることは間違いありません。寿命に関しても、これも仕方ないと言えるでしょう。
かと言って、どこの金融機関も貸してくれないというわけではありません。特に銀行、消費者金融では、シルバー世代でも借りられるようなカードローン商品、キャッシング商品を扱っていることがあります。
銀行は複数の商品があります。商品によって上限年齢がそれぞれ設定されていますので、面倒とは思っても、ひとつひとつチェックしていくことが重要です。中には必ずシルバー世代に向けた商品があります。
消費者金融はそれほど多くの商品があるわけではなく、むしろ、会社ごとに違う設定だと考えても差し支えありません。シルバー世代を歓迎しているのは、主に体力に自信がある大手の消費者金融が多いようです。
シルバー世代も幅広く、仮に年金受給開始年齢をシルバー世代の始まりとすると、65歳からということになります。上限と言うと、これはちょっと設定しにくいですね。100歳を超えてもお元気な人がいる時代なのですから。
しかし、金融機関側の「融資をする対象としての上限」と言えば、どうやら69歳がギリギリのようです。返済は何歳になってもできますが、借り入れとなると、その年齢が上限となっています。
逆を言えば、60代であれば、まだまだ借りられるチャンスはあるということですね。69歳までの融資をOKとしている金融機関を探して、必要であれば契約しておくことをお勧めします。
年齢の上限を69歳までとしている金融機関の中で、手軽に利用できるのが、今の時代では誰もが知っている消費者金融です。
このような点が利点として挙げられます。実際、今は消費者金融を初めての融資元として利用する人も増えている時代です。とにかく便利で迅速な対応が期待できるためだと言えるでしょう。
シルバー世代の中には、消費者金融に対してあまり良いイメージがない人も多いかもしれません。確かに過去のトラブルのニュースなどは社会問題にもなりましたし、一度そんな印象を抱いてしまうと、中々払拭することは難しいですよね。
ところが、今の時代、消費者金融は既にそのようなイメージはありません。と言うのも、過去のトラブルを重く見た政府が、お金を貸すことに対する法律を見直し、強化したためです。これを貸金業法の改正と言います。
過去にはあまり重要視されなかった部分が、改正によって強化されるようになりました。これなら、無理な金額を借り入れて、借金で首が回らなくなるという危険性を回避できます。
消費者金融も様々な会社がありますが、中でも、CMなどでお馴染みの会社は、初めて利用する人にはお勧めできる存在です。大手のプライドにかけて、快適なサービスを提供してくれることが期待できます。
また、大手の多くが、肝心の上限年齢を69歳としています。シルバー世代には嬉しい味方と言える存在ですね。今は借り入れから返済まで、懇切丁寧に案内してくれます。あまり心配せず、何はともあれ、申し込んでみるのはいかがでしょうか。
代表的な消費者金融の中で、上限年齢を69歳としている会社をピックアップしてみましょう。
| 消費者金融 | 下限年齢 | 上限年齢 |
|---|---|---|
| アコム | 20歳 | 69歳 |
| プロミス | 20歳 | 69歳 |
| アイフル | 20歳 | 69歳 |
| モビット | 20歳 | 69歳 |
| ノーローン | 20歳 | 69歳 |
貸してくれるところがない！ と思っていた人には驚きかもしれませんね。なんと、これだけの消費者金融が、シルバー世代に融資の門戸を開いているのです。
これだけあれば逆に迷ってしまうかもしれませんね。申し込む前に問い合わせなどをして、しっかり下調べをすれば、どの会社がご自分にしっくりくるのか、分かりやすいかもしれませんよ。
シルバー世代だと、融資を受けるなら銀行！ という思いがある人も多いかもしれません。同時に、銀行がシルバー世代にお金を貸してくれるかと言うと、ちょっと不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。
確かに、現在のシルバー世代が現役の頃は、銀行はシルバー世代に対して、あまり積極的な融資をよしとしていなかったかもしれません。これは前に説明した通り、返済能力や寿命の問題を重要視していたからでしょう。
銀行の商品の利点は、とにかく「お得」であることです。シルバー世代になっても、このお得感を味わいたいと思うのは当然のこと。中々借りられないのは残念と言わざるを得ません。
それほど数が多いわけではありませんし、有名な銀行が多いわけでもありません。それでも確かに、シルバー世代でも借りられる、れっきとした銀行商品を取り扱っている銀行があります。ぜひチェックしておきましょう。
| 銀行名 | 下限年齢 | 上限年齢 |
|---|---|---|
| ジャパンネット銀行 | 20歳 | 69歳 |
| 新生銀行 | 20歳 | 69歳 |
| じぶん銀行 | 20歳 | 69歳 |
どの銀行もそれほどネームバリューがある、と言い切るのが少し難しいのは確かです。しかしどの銀行も、長年堅実な経営を続けており、優良な銀行として認識されています。安心して申し込むことができますよ。
シルバー世代であれば、持ち家を持っている人も少なくないかもしれませんね。もし持ち家があれば、消費者金融や銀行の他にも、リバースモーゲージという方法をお勧めすることができます。
リバースモーゲージとは、持ち家を担保にお金を借りることです。一般的な借金と似ているようではありますが、多くの人が、担保を手放すことを前提として利用する点が特徴です。
キャッシングやカードローンなどで借りられる金額よりも、総額で大きな金額を必要とする人に向いている方法です。老後の資金を求めている人は、ぜひ一度チェックしてみて下さい。きっとお役に立つと思いますよ。
年金受給者の中には、「年金そのものを担保にしてお金を借りたい」と思う人もいます。しかし、多くの人がこの行為には「NG」を突き付けているようです。
それでも、「年金を担保にお金を借りる」という話が消えないのはなぜでしょうか。消えないということは、実際に借りられる方法があるからなんです。年金を担保にお金を借りることは、決まった機関であれば、全く問題ない方法です。
年金を担保にお金を貸してくれる「年金担保貸付事業」、これはぜひ覚えておきたい、シルバー世代向けの政策です。もちろん、70歳以上でも利用が可能です。
この二つの機関が、年金を担保とした融資に応じてくれます。どちらも完全な民間機構ではなく、国家が深く関係していることが特徴です。年金は国家が管理していますので、これは当然と言えることでしょう。
また、国家が関係しているということで、より安心して利用することができます。命綱の年金を使っての融資になるのですから、少しでも安心できることは重要ですよね。その点、この年金担保貸付事業は何よりも安心できるものとなっています。
現在、年金を担保にした貸付ができるのは、この二種類の機関だけとなっています。この機関以外での貸付の誘いを受けた時、それは確実に違法ですので、毅然とした態度で必ず断るようにして下さいね。
この年金担保貸付事業で借りると、半ば国家の管轄にあるだけに、使い道がかなり制限されると思う人もいるかもしれません。しかし実際はそうではなく、相当広い範囲で、自由に使うことができます。
医療費や介護費用、生活費はともかく、住宅関連の費用や、まさかの借金の一本化にまで利用できるとは予想外だったのではないでしょうか。ただし、消費者金融などとは違い、遊興費に充てることは許されていません。遊ぶお金はお小遣いから捻出しましょう。
年金受給者を対象とした貸付制度だけあって、融資上限や返済の方法もよく考えられています。基本的に、受給できる年金の金額でやりくりができるようになっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 融資上限 | 250万円 ただし年金受給額以内 |
| 金利 | 1.6％ |
| 保証人 | 不要 |
| 返済方法 | 偶数月 |
金利が低いこと、保証人が不要であることにも大いに注目したいですね。年金で生活するのは決して楽なことではありませんし、年齢が高くなれば、保証人を探すのも困難です。この年金担保貸付事業では、そのどちらも配慮されたものになっています。
返済が偶数月になっていることは嬉しいポイントかもしれません。この偶数月と言うのは、年金が支給される月となっているのです。奇数月にも返済があるとしたら、年金の収入がないので、生活が厳しくなってしまうかもしれませんよね。
年金を担保に借りることは、決して危険なことではないと分かって頂けたでしょうか。きちんとした機関で、きちんとした手順を踏めば、問題なく利用することができます。
また、このシステムでは、手数料・斡旋料など、一切のお金がかかることはありません。もちろん紹介料などの徴収も絶対にありません。
もしもそういった料金を取ろうとして近づいて来る業者がいれば、それは確実に違法業者です。被害に遭っては大変ですので、絶対に相手にしないようにしましょう。
銀行、消費者金融、年金を担保にした貸付システムと、シルバー世代でも諦めなければたくさんの方法があります。生活の潤いのため、ぜひご自分にぴったりの方法を見つけて利用してみて下さいね！
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