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利息が月々減るほうが得?カードローンの返済方法の特徴とは

カードローンの返済は、毎月少しずつ返済していく方法が主流です。カードローン契約の際には、約定日(毎月どこか1日に決められる)を設定し、その日までに債務残高によって決められた一定の金額を支払うようにしなくてはいけません。

それとは別に、私達は好きな時にいつでも希望した額を返済することが出来るようになっています。これを任意返済といいます。任意返済はひと月に何回でも利用でき、全く利用しなくても構いません。

今回は、カードローンの特徴を踏まえたうえで、返済はどのようにするのが一番得なのかを解説していきます。

カードローンの借り入れは細かく分けたほうが得!

カードローンを利用した場合、他の方法と違い、金利が若干高いと感じることがあると思います。100万円以下の借り入れの場合、カードローンの金利は法定上限ギリギリである貸金業者がほとんどです。

カードローンは、借り入れの仕方を工夫しないと金利が高いぶん、損をしやすい資金調達手段とも言えます。特に、必要なお金が長期に渡る場合はうまく利用できるかどうかの判断はとても大切になります。

前提として、フリーローンよりもカードローンは長期の債務に向いていません。金利が高いこともそうなのですが、カードローンの最大の特徴は、借り入れと返済の利用しやすさです。必要な分だけ細かく借りては返済するを繰り返すことがカードローンを利用する賢い方法なのです。

逆に、一度必要なぶんをまとめて一気に借りて、少しずつ返済していくという方法は、カードローンよりもフリーローンに適したやり方で、その借り方ではカードローンの利点を十分に活かすことが出来ません。

カードローンの他にはない強みとは一体何なのか?

カードローンは、契約をした時点から好きなタイミングで何度でも借り入れを繰り返すことが出来ます。他の金融商品の殆どは、契約の時に「これだけ借り入れしたい」という希望を出して、審査が通れば、一括でその金額を借りておしまいです。あとはそれを返済するだけになります。

しかし、カードローンはそうした借り入れとは根本的に異なり、最初に借り入れが出来る「上限額」だけが決まり、あとはその中で本人がやりくりするという方法になります。つまり、例えば最初に50万円の借り入れが認められたからといって、50万円いきなり借りなくてもいいということなのです。

カードローンで損をしないため一番重要なことは、「必要になった分だけ最短期間で借りるようにする」ということです。カードローンの強みは、契約期間内において借り入れと返済が自由に出来る点です。であれば、無駄な借り入れ期間はできるだけ作らないようにしましょう。

カードローンの手数料と金利のバランスをどう考える?

カードローンを利用する場合、お金を引き出す時に手数料がかかる場合があります。提携していないATMを利用する場合だったり、コンビニのATMを利用する時にかかる手数料は、一回一回なら大した金額にはなりませんが、小さな借り入れを繰り返すと、手数料だけでも馬鹿にならない金額になります。

カードローンの金利は50万円以下の場合、年利20%が上限です。一方、引き出しの手数料は1回あたり108円から165円程度かかります。その結果、10万円以下の借り入れをする場合、多少長い期間を借りるよりも何度も借り入れを繰り返す方が結果としてコストが多くかかるというケースが発生します。

このようなケースでは、多少金利に目を瞑っても最初にまとめて借り入れをしたほうが、手数料を節約することにより金利以上に得になることがあります。

手数料無料のカードローンが利用できるかが大きなポイント!

先述したように、カードローンは金利だけでこまめに利用する手段を取ると、手数料という落とし穴に嵌り、結果として損をしてしまいます。

こうならないようにするためには、手数料無料のカードローンを利用することが出来るかというのが非常に重要になってきます。例えば、銀行系カードローンの中には、その系列のATMであれば、引き出しの手数料がかからないタイプのサービスがあります。

消費者金融カードローンは、手数料こそかかりますが、その金額が抑えられていたり、他のカードローンよりもさらに利便性を高めたりして巧みに集客を狙っています。

筆者は、カードローンを利用する際に、金利よりもこの手数料をいかに節約できるかのほうが重要だと考えています。フリーローンなどの一括借り入れと違い、カードローンは何度の借り入れと返済を繰り返してこそ真価を発揮するため、この手数料のコストは避けては通れないと考えているからです。

金利だけに気を取られてはダメ!カードローンの賢い返済方法

カードローンを比較するインターネットサイトに行くと、とにかく金利の低さで優劣を決めようとしているサイトが幾つもあります。確かに、借り入れにおいて金利は重要な要素です。金利が低いほど借り入れをした時に余計なコストが掛からずに済むのですから、それが低いに越したことはありません。

しかし、それだけでカードローンの優劣が決まるわけではありません。例えば、返済について考えていきましょう。冒頭でも述べましたが、カードローンの返済には大きく分けて、約定日返済と任意返済の2つがあります。

この内、約定日返済は絶対に守らなくてはいけないものです。この額は通常、現在借り入れしている債務残高によって決められていて、残高が高くなるほど、この返済額も多くなります。

約定日返済金額はカードローン会社によって異なり、これが低いほど自由な返済ができるということを意味しています。約定日返済額が低いと行くまでも返済が終わらないんじゃないかと思う人もいるかもしれませんが、そうではありません。

カードローンの返済のカギを握るのは、任意返済でどれだけ早く元金を減らせるかということです。この次に簡単な例を出して解説していきましょう。

何故約定日返済額が小さいほど得になるのか?

簡単な例を出して説明しましょう。約定日が同じ25日で、10万円以下の残高の場合の返済金額が5000円(A社)と10000円(B社)の2社があったとしましょう。利用者はその月に2万円返済できるとします。

A社を利用する人は、約定日に5000円を用意すればいいので、それ以前に任意返済で月初めに15000円を返済します。一方、B社を選んだ人は約定日に10000円を返済する必要があるので、月初めに10000円を返済します。

金利は1日計算なので、最初に15000円返済したAの方が5000円早く債務残高が減ることになり、その間の金利を浮かせることが出来ます。一月に返済する額は両者とも20000円ですが、そのタイミングが違うと、金利に差が出てくるのです。

この時重要なのが、任意返済にどれだけの余剰資金を回せるかということです。約定日返済額が小さければ、その分早いタイミングで任意返済を行うことが出来るため、結果として利息を少なく済ますことが出来るのです。

カードローン借り入れの利息を減らすために覚えるべきこと

最後に、カードローンを利用した時にかかる利息を出来るだけ減らすために覚えておいて欲しいことをまとめておきます。借り入れのことがよくわからなくても、最低限これだけ注意していればなんとかなるものなので、ここだけでも知っておくのがいいでしょう。

  • 必要になったタイミングで必要な額だけを細かく借りる
  • 返済は約定日返済額が小さいほど利息で得が出来る
  • 借り入れ手数料が無料の会社が近くにあるかをよく調べる
  • 任意返済が可能なカード会社を選ぶのは絶対条件

利息を減らしていくには、1回の借り入れ額を小さく済ますことと、債務期間を短くするのが原則です。さらに、同じペースで返済をするのではなく、最初に多少無理をしてでもまとめて返済したほうが利息は小さくなります。

元金が大きいほどより多くの利息が発生するため、最初の返済でどれだけ元金を減らせるかが非常に重要になるのです。これだけ知っておくだけでもカードローンの利用で失敗する危険性を大きく減らすことが出来るでしょう。

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