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年金受給者でもお金を借りたい!ポイントと商品を紹介

平均寿命もどんどん伸びてきている日本。高齢化社会と言われていますが、実際昔に比べると「シルバー世代」といえる方々の活躍がとても目立つようになりました。

60歳くらいでもまだまだ若々しく、80歳くらいからがいわゆる「お年寄り」のイメージになってきたといってもいいほどです。

60歳で退職し年金生活となる方も多いと思いますが、まだまだやりたいことがある!お金も足りない!という方もとても多いのでは?

そんな年金受給者の方々の助けとなるのがカードローンなどのお金の借り入れ。今回は、年金受給者の方がお金を借りる際に知っておきたい・気をつけておきたいポイントを解説したいと思います。

年金受給者の一番の重要なポイントは「年齢」

まず、年金受給者の方が一番気をつけておきたいポイントは「年齢」です。

年金を受給するくらいの年齢の方はどうしても、カードローンを利用するという面では不利になってしまうんです。

どうして不利になってしまうのか?どこを気をつけたらいいのか?という点について解説していきますね。

年金を受給出来るのは基本的に60歳から

年金には共済年金、厚生年金など様々な種類がありますが、基本的には受給できるのは65歳から。しかし、「老齢基礎年金」は

  • 厚生年金に1年以上加入している場合
  • 老齢基礎年金の繰り上げ受給を申請した場合

に、60歳から受給することが可能です。

ただし、繰り上げ受給を受ける場合は一部減額された金額しか支給されません。

カードローンの利用の上では年齢が60歳以上だと審査で不利に

さて、この60歳以上という年齢。実は、カードローンの利用の上では非常に不利といっても過言ではありません。

なぜ不利なのか?その理由を挙げますと

  • 退職により収入が減少する可能性が高い
  • 病気などになるリスクが高い

など、「貸し倒れ」になってしまうリスクがあるからなんですね。

カードローンの多くは働き盛りと言われる30代~40代がメインターゲットとなっていますので、同じ年収でも年齢が35歳と60歳なら、前者の方が借りられる可能性が高いでしょう。

各社の利用できる年齢をチェック!意外と低いことに驚き

実際、メジャーどころなカードローンの利用できる年齢をリストアップしてみましょう。まずは消費者金融です。

会社名 利用可能な年齢 新規借り入れ停止年齢
アイフル 満20歳以上 満70歳
プロミス 20歳~69歳 記載なし
アコム 満20歳以上 記載なし
モビット 20歳~69歳 記載なし

満20歳から利用可能な点は共通していますが、アコム以外は70歳または69歳までしか利用が出来ないことがわかります。新規借入停止というのは、新たに追加で借り入れをすることは出来ず、(返済すべき借金がある場合)返済のみになってしまう年齢のことです。

一方、銀行はどうでしょうか。

会社名 利用可能な年齢 新規借り入れ停止年齢
みずほ銀行 満20歳~満66歳未満 満70歳
三井住友銀行 満20歳~満69歳 記載なし
三菱東京UFJ銀行 満20歳~満65歳 記載なし
楽天銀行 満20歳~満62歳 記載なし
レイク 満20歳~満70歳 記載なし

レイクを除き、消費者金融に比べると平均して3~4歳ほど低い設定になっています。みずほ銀行は契約時の年齢と新規借入停止となる年齢が違いますので、中では一番長く利用できる可能性がありますね。

これらは一部ではありますが、年金を受給する年齢となる60歳~65歳では、それなりの数のカードローンが利用条件にひっかかってしまうことがわかるのではないでしょうか。仮に契約出来たとしても実際利用できる期間は思ったよりも短いという点も重要なポイントです。

自分が借りる金額と返済額から必要な返済期間をチェック

自分が借りたい金額と、毎月可能な返済額を決めて、返済期間をシミュレーションしてみましょう。そうしないと契約終了にともなって残っている金額を一括で返済しなければならない、なんて事態になってしまう可能性があります。

会社側と相談すれば返済期間を伸ばしてもらうことも可能かもしれませんが、事前に一度計算してみるほうがプランを立てやすく便利です。自分の年齢だったらこれくらいしか借りられない、という目安を知っておくことも大切ですしね。

ちなみに、「レイク」で30万円を金利18%で借りた場合の返済シミュレーションは以下のようになります。

毎月の返済額 返済回数 返済総額
7,000円 69回 479,093円

69回となると5年以上。返済額を毎月1万円にすると返済回数は「40回」となりますが、それでも3年以上かかる計算になります。レイクが利用できるのは70歳までですので、ギリギリの年齢としても65歳を超えるとアウトになる可能性が高いといえますね。

収入は年金のみ?ほかもある?これで大きく幅が変わる

また、利用条件に関わってくるのは実は年齢だけではありません。収入という点も実は年金受給者がカードローンを利用する上で大きく関わってくることなんです。

何に大きく関わってくるのか?…それは、借りることが出来る会社の幅です。

消費者金融は他に収入がないと利用できないケースが多い!

「プロミス」や「アコム」といった消費者金融でお金を借りる場合、基本的には年金収入だけでは利用することが出来ません。別途、アルバイトやパートといった非正規雇用でもいいので、収入があることが条件となります。

大手といえるカードローンで年金収入のみでも借りられるところは「ノーローン」くらいですね。他の大手は年金収入のみはNGとなっています。

どうして消費者金融の場合は他に収入が必要なのかはわからないのですが、より安定した収入がある相手に貸したい、ということなのかもしれません。

銀行カードローンであれば年金収入だけで借りられることも多い

また、消費者金融だけでなく銀行のカードローンであっても年金収入のみで利用できるところと出来ないところにわかれます。

どちらかといえば銀行のカードローンの方が年金収入のみでも借り入れが可能なところが多いですね。年金は原則、安定した収入と言えますので利用できる…ということでしょうか。実際毎月決まった金額が支給されるのですから、収入といってもおかしくないですよね。

具体的にホームページ内で年金受給者OK!と記載されている銀行は以下になります。問い合わせ次第で十分他の銀行でも利用することが可能だと思いますので、あくまで目安としてください。

  • レイク(新生銀行)
  • バンクイック(三菱東京UFJ銀行)
  • じぶん銀行カードローン

都市銀行だけでなく地方銀行などのカードローンも、年金収入のみで借りられる商品があると思います。普段利用している銀行のカードローンはどうか、一度調べてみるのもいいかもしれませんね。

ただし、年齢には注意!収入と年齢2つのカベがある

年金収入だけでも利用できるカードローンはありますが、チェックしなければならないのは利用できる年齢!利用できる年齢については先ほどもしっかりとお話しましたが、年金受給の方は

  • 収入
  • 年齢

の2つのカベがあると思ってください。収入という面でクリアできていても年齢の面で敬遠されてしまう可能性もありますし、その逆もしかりです。

「年齢も高いし、収入も年金しかないとなるとどうしようもないのか…」と落ち込んでしまう方もいるかもしれません。

しかし、年金を受給している方でも堂々と(?)利用できるカードローンが実はあるんです!

年金受給者専用カードローン「シルバーきゃっする」もアリ

いろいろ年齢や収入などでカードローンが制限されて探すのも面倒!…という方にオススメなのが、「シルバーきゃっする」という商品です。

これは、全国にある信用金庫で取り扱っているカードローン商品で、

  • 年金受給者専用のカードローン!
  • もちろん年金受給者の年齢層が対象!
  • 金利が低め!

という、素晴らしい特徴を備えたものになっています。

すべての信用金庫で取り扱っているというわけではありませんが、なかなかない年金受給者専用のカードローン「シルバーきゃっする」についてご紹介したいと思います。

あなたの街の信用金庫も取り扱いしているかも?

この「シルバーきゃっする」ですが、全国すべての信用金庫では取り扱っていないものの、かなり多くの信用金庫で取り扱っています。

ざっと名前を並べるだけでも

  • 焼津信用金庫
  • 昭和信用金庫
  • 磐田信用金庫
  • にいかわ信用金庫
  • 滋賀中央信用金庫
  • 姫路信用金庫
  • 長岡信用金庫
  • 大阪信用金庫
  • 東春信用金庫
  • 水島信用金庫
  • 熊本第一信用金庫
  • 但陽信用金庫

といった数が並びます。もちろんこれは一部であり、他にも取り扱っているところがあります。

信用金庫のカードローンを利用する場合、その信用金庫の営業エリア内に居住していることが不可欠です。なので、ご自身が住んでいる地域に対応している信用金庫が「シルバーきゃっする」を提供しているかまず調べる必要があります。

インターネットでホームページに記載されているかチェックしてもいいですし、電話や窓口で問い合わせてみるといいでしょう。

「シルバーきゃっする」を利用するための条件は?

様々な信用金庫で取り扱っていますが、保証会社が「信金ギャランティ」というところのため、その条件や金利などは共通しているといって過言ではありません。

年金受給者のみが利用できるカードローンはなかなかありませんから、条件も気になるところですよね。

  • 年齢が満60歳以上満69歳以下であること
  • 年金(国民年金・厚生年金・共済年金・厚生年金基金)を受給していること
  • 該当する信用金庫の営業区域内に居住していること

以上が条件となります。年金受給者専用の割に対象となる年齢幅が狭い…と思った方もいるかもしれませんね。確かにそうではあるのですが、

  • 年金収入があれば働いていなくてもOK
  • 金利が低めの設定

という点を考えれば致し方ないかな、とも思います。70歳を超えてお金を借りても返済するのが大変なところはありますしね…。

ちなみに、新規の借り入れが停止となるのは「満70歳」です。それまでに借り入れ及び大体の返済は済ませておけるのがベストですね。

利用限度額と金利は?優遇がある信用金庫も!

「シルバーきゃっする」の利用限度額、及び適用される金利は以下のようになります。

利用限度額 金利
10万円以上50万円以下 14.5%または14.6%

信用金庫によって、0.1%金利に差がありますが、多くはどちらかの設定となっています。

例外的に違う信用金庫もあり、それぞれ以下のようになっています。

信用金庫名 金利
昭和信用金庫(東京) 10.0%
桑名信用金庫(三重) 13.5%

、東京の信用金庫である「昭和信用金庫」はなんと「10%」という低金利で借りることが可能です。営業地域に住んでいる方は要チェックですね。

また、信用金庫によっては金利優遇をしているところもあります。その条件は「年金の振込口座をその信用金庫にしている」こと。申し込みと同時に口座指定をすることも可能なところもあります。

優遇される金利は様々。今回調べた中で金利優遇が行われている信用金庫はこちらです。

信用金庫名 地域 優遇金利 優遇適用金利
大阪信用金庫 大阪府大阪市 3.0% 11.6%
但陽信用金庫 兵庫県加古川市 3.0% 11.6%
焼津信用金庫 静岡県焼津市 2.0% 12.5%
甲府信用金庫 山梨県甲府市 4.8% 9.8%
伊達信用金庫 北海道伊達市 2.5% 12.0%
福岡信用金庫 福岡県福岡市 3.7% 10.8%
姫路信用金庫 兵庫県姫路市 3.0% 11.5%

まさかの10%を切る低金利で借りることも可能です!信用金庫も侮れないですよね…!

年金を担保にお金を借りる!?そんな制度があるんです!

銀行や消費者金融、そして信用金庫からお金を借りることが出来ることはおわかりいただけたと思います。

そして、「それでもやっぱり金利は高い…」と思っている方も多いと思います。

どうしてカードローン系は金利が高めなのか?それは「無担保・無保証人」だからです。極端な話ですが、踏み倒したとしても担保もなし。そして保証人もいないので逃げ切ることも可能なわけです(とはいえ、踏み倒しをするのは絶対にダメです)!

逆に言えば、何かしらの担保がある、保証人がいる場合はもっと低い金利でお金を借りることも可能です。

そして、年金を担保にすれば正直カードローンとは比べ物にならないくらい低い金利でお金を借りることが出来ます。

年金を担保としてお金を貸せるのは2つの機関だけ

とはいえ、年金を担保としてお金を借すことが出来るのは

  • 独立行政法人福祉医療機構
  • 日本政策金融公庫

という、2つの機関だけであり、その他の会社や銀行などは一切年金を担保としてお金を貸すことは認められていません。

もしかしたらこれまではがきやチラシなので、「年金を担保にすぐお金を借りられます!」といった内容のものを見たことがあるかもしれませんが、それはいわゆる「ヤミ金」、あるいは詐欺ですので絶対に手を出してはいけません。

独立行政法人福祉医療機構の「年金担保貸付事業」って?

まずは「独立行政法人福祉医療機構(WAM)」において、年金を担保にしてお金を借りることが出来る「年金担保貸付事業」についてご紹介したいと思います。

その名前の通り、年金を担保としてお金を借りることが出来るシステムです。他のカードローンなどとは条件などが大きく違いますのでご注意ください。

まず、利用の対象となる方は

・国民年金・厚生年金保険証書
・国民年金証書
・厚生年金保険証書
・船員保険年金証書
※厚生年金基金・国民年金基金・確定給付企業年金・確定拠出年金・老齢福祉年金・特別障害給付金は対象外
・労働者保険年金証書(石綿健康被害救済法に基づく特別遺族年金は除く)

以上いずれかの証書をもち、かつ現在その年金を受給している方

となります。

お金の使いみちは以下のいずれかに決まっており、カードローンのように自由には使えません。生活必需品を購入するための資金は借り入れできますが、旅行資金には利用できないというわけですね。

  • 保健医療・介護福祉
  • 住宅改修など
  • 教育
  • 冠婚葬祭
  • 事業維持
  • 債務の一括整理
  • 生活必需物品の購入

利用できる金額は以下の3つの要件を満たす範囲内です。

  • 10万円~200万円(生活必需物品の購入の場合は80万円まで)
  • 受給している年金の0.8倍まで(年額)
  • 1回あたりの定額返済額の15倍以内

年金の年額が200万円(所得税を除く)の方の場合、その0.8倍である160万円ですね。

返済は自動です。年金を独立行政法人福祉医療機構があなたの代わりに受け取り、返済額を差し引いた余剰分を年金として指定した口座に振り込むという形になります。

返済は偶数月に行われ、1回あたりの年金支給額の3分の1以下を上限とした金額で、最低返済額は1万円です。

カードローンと違い、いろいろと制限などがありますが、公的な事業のため金利は非常に低い設定となっています。

年金担保融資 労災年金担保融資
年1.8% 年1.1%

申し込みは「独立行政法人福祉医療機構代理店」と表示された金融機関(銀行など)で可能です。まずは一度相談してみるといいでしょう。

「日本政策金融公庫」の「恩給・共済年金担保融資」って?

日本政策金融公庫の「恩給・共済年金担保融資」は、独立行政法人福祉医療機構の「年金担保貸付事業」に比べると幅が少々狭いものとなっています。

まず、利用できるのは

  • 共済年金・厚生年金(共済組合や共済会が支給する年金に限る)を受給している
  • 生活保護を受給していない
  • 恩給・共済年金担保融資の利用中に生活保護を受給した場合、生活保護廃止後5年経過している

この3つ(厳密に言えば2つでしょうか)を満たしている方がひとつです。老齢年金や国民年金は対象外となりますので、働いていた方が受給していた年金と言い換えてもいいでしょう。

または、シンプルに

  • 恩給や災害補償年金を受けている方

が対象です。

資金のつかいみちは住宅や事業資金をはじめ、生活資金としても利用することができそうです。対象となる幅は狭めなものの、使いみちは非常に自由度が高いと言えます。

融資限度額及び利率については以下のとおりで、微妙に差があります。

恩給や災害補償年金を受けている方 共済年金や厚生年金を受けている方
融資限度額 一人につき250万円まで
(担保とする年金の年額の
3年分以内に限る)
一人につき250万円まで
(担保とする年金の年額の
2.4年分以内に限る)
※使いみちが生活資金なら100万円以内
利率 年0.45% 年1.95%

こちらも利率は非常に低いので、返済の負担を減らしたいならこのような公的な融資を考えるのも大切です。年金しか収入がないならなおさらですね。

融資を考えている場合、日本政策金融公庫の支店の「国民生活事業」にて相談をしてみましょう。あまり意識したことはないかもしれませんが、全国に支店があるんです。営業時間は共通して朝9時から夕方17時までですので、時間には気をつけてくださいね。

本来は借りないのが一番。どうしてもなら公的融資も視野に

ここまで、年金受給中の方がカードローンなどでお金を借りるためには?といったポイントや注意しておきたいことについてご紹介してきましたが、個人的には年金受給をしている方がお金を借りるのはできるだけ避けたほうがいいと考えます。

やはり毎月の返済というのは負担がかかりますし、生活資金が苦しくてお金を借りるのであればそれこそ生活保護であるとか、今回最後にご紹介しました公的な融資を利用する方がリスクが非常に低いと言えるからです。

ただ、公的な融資は決定されるまでに時間がかかることも多いですし、すぐにお金が必要!ということも多いですよね。

そんなときは本当に必要な分だけカードローンでお金を借り、公的な融資で借り換えをすることも検討してみてはいかがでしょうか。

もちろん年金をしっかり受給しつつ働いていて、その上で自由な資金を!という方はカードローンの利用はおおいにアリだと思います。それぞれの事情やライフスタイルに合わせて、最善と言えるものを選択したいですね。

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