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アコムは東京三菱の消費者金融?共通点、違いと審査における影響

東京三菱といえば、大手銀行の三菱東京UFJ銀行を思い浮かべる方も多いと思います。そして、アコムがこの東京三菱のグループ会社であるということをご存じの方も少なくはないでしょう。では、アコムは東京三菱の消費者金融と言えるでしょうか。

まずは、もう少し正確な位置づけを確認しておきましょう。アコムという会社は、それ自体が1つの会社ですが、三菱UFJフィナンシャル・グループ(通称MUFG)の子会社に当たり、三菱東京UFJ銀行とは、このMUFGとの関係において並列の位置づけになっています。

持株会社がMUFGだとすると、銀行、信託銀行、証券、リース、クレジットカード、消費者ローンと、6つの事業がそれぞれ別の会社として機能している状態です。

2社の具体的な事業内容について

アコムと東京三菱銀行の関係が明確になったところで、それぞれの事業内容について、詳しく見ていきましょう。

まず、アコムの事業は、ご存じのとおり、消費者ローンです。いわゆる大手消費者金融のアコムは、カードローン事業をメインの事業として、ACマスターカード(クレジットカード)の発行も行っています。

一方、三菱東京UFJ銀行は、銀行ですから、人々のお金を預かり、貸付を行い、あるいは投資をして、利益を得るという事業を行っていますね。その中には、ローン事業も含まれており、カードローンとしてバンクイック、マイカードプラスという商品を用意していますし、銀行カードにクレジットカードもあります。

カードローンという事業を行うのは同じであるにもかかわらず、わざわざ銀行ローンと消費者金融の会社を持っている意味はあるのでしょうか。これは、実は東京三菱とアコムが相互に協力し合っているという点がポイントです。

元々、消費者金融は貸金業法の改正に伴い、経営が苦しくなって銀行の傘下に入ることを決めているわけですが、銀行側としても、メリットがないと、わざわざ消費者金融と組む意味はないわけです。具体的には、アコムがバンクイック、マイカードプラスの保証会社となり、それぞれのローン審査の一端を担っています。

さらに、消費者金融は、元々、お金を貸すという事業においてノウハウが充実しており、これが東京三菱のカードローン事業にもプラスになるというメリットがありました。ですから、アコムがグループ会社になることは、東京三菱の側にも相応のメリットがあるというわけです。

東京三菱とアコムの共通点と違い

東京三菱もアコムも、同じようにカードローンを扱う上で、何か違いがなければ、どちらかに申込が集中して、もう片方はビジネスにならない、ということも考えられますよね。ですが、実際には、そういう状況にはなっていません。バンクイックというカードローンも、アコムのカードローンも、ともに人気商品として、存在しています。

マイカードローンプラスは、それ自体がキャッシュカードであるという特徴があり、バンクイックやアコムのカードローンと比較しても、違いすぎるという面がありますが、バンクイックとアコムのカードローンでは、似ているポイントもいくつかあります。

この2つのカードローン、どのような共通点、どのような違いがあるのでしょうか。

まず、共通点としては、ともに大手の会社であることが認識されていること、カードローンの上限の枠が500万円であることや、三菱東京UFJ銀行、そして両者同じ提携コンビニでの返済が可能なことなどが挙げられます。

逆に、相違点は意外と多く、金利はバンクイックが4.6~14.6%、アコムが3.0~18.0%ですし、バンクイックが総量規制のない銀行ローン、アコムは総量規制の対象であるという違いは当然、あります。お借入可能な金額は、バンクイックが1000円から、アコムは10000円からです。

審査の厳しさという点においては、主婦などの場合、アコムでは借りられず、銀行で借りることになる一方、アルバイトなどの方の場合、アコムのほうが借りやすいなど、借り手によってどちらを利用したほうがより審査に通りやすいのか、などの点でも差があります。

審査における互いの存在の影響

やはり最も影響が出ているのが、この審査という点ですね。どちらかというと、三菱東京UFJ銀行のほうが受ける影響は大きく、アコムは経営を安定させるという点で、MUFGの存在が重要となっています。

東京三菱は銀行の割に通りやすい?

東京三菱系列の銀行カードローンについて、銀行の割に審査に通りやすいという話がよくあります。実は、この背景にアコムの存在があるのです。

バンクイックやマイカードプラスは、本来、銀行のカードローンですから、審査も厳しいという印象があるかもしれません。ですが、実際に東京三菱がカードローンの審査を行うとき、その大半の審査をアコムが担っています。

アコムは、自分の会社でお金を貸すわけではないので、自社で貸すときほど厳しく審査をしないという情報があります。アコムはバンクイック、マイカードプラスの保証会社であって、保証料を受け取っており、万が一、支払いが滞った場合など、9割ほど保証します。その代わり、アコムが東京三菱に代わって取立てを行います。

銀行側は、アコムが9割保証してくれるという前提なので、それほど厳しい審査をしないという話があります。もちろん、銀行の基準なので、ある程度、切る条件というものもあるようですが、特にブラックなどではなく、普通のサラリーマンなどであれば、審査は通りやすいようです。

かえってアコムよりも審査が緩いのでは、という話もあるようですので、最初からアコムに流れるよりも、銀行で借りられそうなら銀行を利用するほうが良さそうですね。

アコム側への影響はあるか?

アコム側には、何か影響があるのでしょうか。

ご存じのように、東京三菱は、その銀行が大手であるということで知られていますし、かなり信頼がある企業であると言えます。そのような状況があるため、このMUFG子会社であるということがアコムに与える信頼というのは、非常に大きなものがあります。

また、保証会社として収入を得ているアコムは、かつてのように高い利率でなくても経営していかれるようになっており、消費者金融としては比較的低めの金利で貸付を行う大手の1つになっています。

要するに、東京三菱の系列に入ることで、アコム自身が顧客と信頼を獲得していると言えるのです。

一方、アコムの審査自体に与える影響は特に大きくはなく、審査についてはほとんど一方的に銀行側に影響があるというのが実際のところでしょう。

アコムとバンクイックの使い分け

マイカードプラスは違う点が多いため、主にアコムとバンクイックの共通点や差異を取り上げた上で、審査についての銀行とアコムの協力関係の影響などを見てきました。ここでも、マイカードプラスの使い分けなどは明確だと思いますが、アコムとバンクイックは、どのように使い分けるのが良いでしょうか。

通常のケースなら、当然、バンクイックのほうが銀行ローンということになるため、総量規制もなく、金利も低いというメリットがあります。その上、審査もそれほど厳しいわけではないため、借りられる人はバンクイックを利用したほうが良いというのが、1つの結論ですね。

ただ、必ずしもそれが全員に言えるわけではないという点もあります。

住宅ローンを組む予定がなく、あるいはそれは5年以上は先のことであるという確信が持てる方で、1ヶ月だけちょっとお金を借りたい、急遽、どうしても必要だ、という状況の方の場合、アコムの期間無利息キャンペーンが行われている場合には、アコムのほうがお得であるという事実があります。

また、アルバイト、派遣など、労働形態が不安定な状態の方で、勤続年数が1年未満などの条件の場合、特に主婦などではないという状況であれば、アコムのほうが多少、審査に通りやすいと言えます。

逆に、特に何も問題がないサラリーマン、公務員などで、年収が200万以上あるのに、審査が不安だからとアコムで借りる理由はほとんどないでしょう。また、専業主婦などでアコムを利用しようと試みても、審査に通りません。銀行でないと、総量規制に引っかかります。
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