消費者金融や銀行から融資を受ける時、何が必要になると思いますか?真っ先に思い浮かぶのが、収入や定職ではないでしょうか。確かに、融資を受けるなら「収入がある」というのは重要な条件の1つです。
ただ、収入と言うのは働いて得るものと言うだけではないですよね。年金だって、一定額を得ることが出来るという意味では収入だと言えます。ただ、国から支給されているお金になりますから、それを収入として融資を受けることは出来るの?と不安に感じるかもしれません。
結論から言えば、年金収入だけでも融資を受けることは可能です。ただし、借入先を選ぶこと、そして審査に通るためのポイントを押さえておく必要があるのです。
年金は、給与収入とは違います。しかし、定期的に決まった金額が支給されるものですから、「安定した収入がある」と言うことは出来ますよね。ですから、カードローンを利用できる可能性は十分にあるわけです。
そこで、年金収入のみでも利用できるカードローンはどこがあるのか、いくつかご紹介しておきましょう。
カードローン名 | 利用限度額 | 金利 | 申し込み条件 |
---|---|---|---|
レイク | 1~500万円 | 4.5~18.0% | 20~70歳 |
みずほ銀行 カードローン |
1,000万円 *本人に収入が無い場合は 限度額上限30万円 |
3.5~14.0% | 20歳以上66歳未満 安定かつ継続した収入 |
銀行カードローンは、年金収入のみでも利用できる可能性が高くなっています。
融資・借入を申し込む際は、利用条件に「年金収入のみの場合は不可」という制約がないかどうか、きちんと確認しておくようにしましょう。
ちなみに、アコムやプロミス、アイフルといった大手消費者金融は、年金収入のみで利用することは難しくなってしまいます。しかし、年金以外にも収入があれば審査に通る可能性はグッと高まります。
安定した収入とは、その金額の多い・少ないではなく「安定している」という点が重要となります。ですから、パートやアルバイトでもOKなのです。
パートやアルバイトで、少なからず収入を得ているということであれば、返済能力があると判断される可能性があるのです。
ただ、年金収入だけということになると、消費者金融ではなく銀行カードローンの方が利用できる可能性は高いですね。
銀行カードローンの方が金利が低く、返済負担が軽いというメリットがありますので、まずは銀行カードローンをチェックしてみても良いでしょう。
年金収入のみで融資審査にクリアしたい!そう考える貴方のために、審査を通るためのポイントをご紹介しておきましょう。
主なポイントは、次の3点です。
それぞれのポイントについて、簡単に説明していきます。
審査をクリアするために、まず確認しておきたいのが年齢制限です。いくら収入があったとしても、信用できる人物だったとしても、年齢制限をクリアしていなければ絶対に融資を受けることは出来ません。
年齢制限は、借入先によって異なっています。先ほど紹介したレイクは70歳まで、みずほ銀行カードローンは66歳までとなっていましたので、その年齢の範囲内でなければいけないわけですね。
多くの借入先では、年齢制限の上限を65歳もしくは70歳に設定しています。では年金は何歳から受け取ることが出来るのでしょうか。
年金の受給開始年齢は、男性で61歳、女性で60歳となっています。厚生年金は60歳から繰り上げ受給を受けることも可能ではありますが、基本的には65歳が受給開始年齢となっていますね。
つまり、年金受給が開始されて借入を利用できる期間は、年齢制限が65歳の場合だと最短で4年間しかないという事になるわけです。年齢制限がどうなっているのか、しっかり確認しておきましょう。
年齢制限もそうですが、そもそもその借入・カードローンは年金受給者が利用することが出来るかどうか、申し込み条件をチェックしておくことが必要となります。
ここで、「年金収入のみの人はNG」と定められていれば、いくら申し込んでも審査に通ることは出来ないわけですからね。
収入の条件に、「年金収入のみではNG]という記載がなければ、年金収入でも利用できる可能性があると言えます。そのときは、年齢制限や信用情報をクリアしておけば審査に通る可能性が出てくるわけです。
年金収入のみで融資を受けるとなれば、ほとんどの場合で銀行カードローンを申し込むことになってきます。銀行カードローンの審査で最も重要となるのが、個人信用情報に問題がないかどうか、という点なのです。
問題がないというのはどういう状態なのか、いくつか挙げてみましょう。
返済能力があるかどうかを判断する審査において、過去に返済時のトラブルがあった、現在多重債務で返済に追われている、といった情報は大きなマイナス要素となってしまいます。
だからこそ、信用情報に問題がないということは重要であり、ここをクリアしておくことが審査通過の可能性を高めることに繋がるのです。
年金を定収として融資を受けることが可能である、ということを紹介しました。しかし、年金を担保として融資を受けるという行為は、基本的に認められてはいません。
ですから、「年金を担保としてお金を貸しますよ」なんていう宣伝があれば、100%怪しい業者であると考えておきましょう。
WAMが行っている年金担保融資の基本情報をご紹介しておきましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
融資限度額 | 200万円(生活必需品の購入80万円) *年金支給額の0.8倍以内 |
返済上限額 | 年金支給額の3分の1以下(1万円以上) |
返済方法 | 年金からの自動控除 |
申し込み条件 | 次の少将を持っていて現在年金を受給している人 ・厚生年金保険年金証書 ・国民年金・厚生年金保険年金証書 ・船員保険年金証書 ・国民年金証書 ・労働者災害補償保険年金証書 |
その他条件 | 借入時には資金の使い道や必要金額が分かる見積書の提示が必須 但し、融資額が10万円の場合は見積書等の提示は不要 |
このような内容となっています。返済は、受給される予定の年金からあらかじめ差し引かれることになりますので、完済するまで年金を満額得ることが出来なくなります。
また、完済するまでは追加の借入は出来ません。
年金担保融資は、WAMのみが行うことが出来る融資方法です。しかし、実は平成22年の時点で、将来的に年金担保融資が廃止されるという事が決定しているのです。つまり、いずれは年金担保融資が利用できなくなってしまうというわけですね。
ただ、廃止の時期がいつになるのかとについて具体的に決まっているわけではありません。廃止が決まったことで、融資内容も下記の点が変更されました。
今後も、廃止に向けて融資制度内容が変わってくる可能性は十分考えられます。利用を検討している方は、制度内容をその都度しっかりと確認しておくようにしたいですね。
年金収入のみで融資を受けることは可能ですが、だからといってむやみに借入を利用するのは危険です。借入をすれば、当然返済をしなければいけなくなります。そして、返済しなければいけない金額は借入金額よりも大きくなるということを理解しておかなければいけません。
返済時には、借入した期間分の利息を上乗せしなければいけませんからね。だからこそ、できるだけ低金利の借入先を選択したいですし、返済負担が大きくならないよう最低限の利用をする必要があるわけです。
とは言っても、いくら借入をしていくら返済することになるのか、ということを自分で計算するのは面倒ですし、大変です。合っているかどうかも分かりませんよね。しかし、世の中には返済シミュレーションという便利な機能があります。
返済シミュレーションは、自分がいくら返済することになるのか、この返済額だといくらまで借入が可能なのかを算出してくれる便利なツールです。
基本的には、この2種類がありますね。
今では、多くの消費者金融や銀行のホームページで誰でも簡単に利用することが出来るようになっています。
自分が利用をする消費者金融、銀行のホームページをチェックし、一度シミュレートしてみるようにしましょう。返済時のイメージを持つという事は、無理のない返済をする、借入をするという意味で非常に重要な事ですよ。
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