就職さえしていれば給料が安くてもカードローンの審査に通るのか

思い立った時に。急なピンチの時に。あなたのお財布を助けてくれるのがカードローンです。手軽に借りられることがメリットのカードローンですが、審査があることも忘れてはいけません。

カードローンの審査に通るには、収入がなければなりませんね。収入がなければ返済することはできないからです。でも、就職さえしていれば、審査には必ず通るのでしょうか。

就職して収入があっても、人によって違う年収。実際、カードローンはお給料の額によって選ぶ会社は違ってきます。それを知らないと、急いでお金が必要な時に、ムダ足を踏む可能性も。

この記事を最後まで読んで、あなたのお仕事・お給料に最適のカードローンを見付けましょう。

まずは理解しよう！カードローンの審査の流れ

審査や試験という言葉を聞くと、反射的に「イヤだ！」と思ってしまう方も多いのではないでしょうか。確かに、試されるというのはあまり気持ちのよいものではありませんよね。

しかし、情報を知ってさえいれば、審査はそこまで恐ろしいものではありません。カードローン審査の流れを確認しましょう。

まずは仮審査を受ける

本審査の前に、仮審査を受けることができるカードローン会社が多いです。大手消費者金融会社や銀行のカードローンは、この仮審査が基本的にはあります。

仮審査とは、急いでいる方向けに「借りられるかどうか」すぐにチェックするためのものです。カード発行までにかかる時間を短縮できます。また、インターネット上で数秒で審査できるのがメリットです。

お目当てのカードローン会社のホームページにアクセスして、「仮審査申し込み」をクリックしましょう。「年収」や「職業」など、質問事項に入力して送信するだけでオッケーです。早い会社だと、その場でパソコン画面に「可・不可」が出ます。

仮審査に通ったら本審査へ

パソコンやスマホで気軽に行える仮審査を通過したら、本審査に入ります。本審査といっても、そこまで構える必要はありません。あなたが仮審査時に入力した情報が正しいかどうか、身分証明書をカードローン会社に送って確かめる、といった内容です。

ですので、仮審査時に、年収や「他社に借入があるかどうか」などの情報を間違えてしまうと、本審査に通らない可能性があります。正確に記入しましょう。

審査を受ける方法

以上で見た通り、カードローンの審査を受けるのはとてもカンタンです。しかし、申し込みするのには色々な方法があり、どれがいいのか迷ってしまうかもしれません。

ここでスッキリ整頓しましょう。大手カードローン会社では、主に以下の方法で審査を受けることができます。

インターネットの普及に伴い、インターネット上で手続きするのが主流になっています。その他は、インターネットがなかった時代の名残だと考えてもよさそうです。

ただし、スピードを求めるには、無人契約機にかなうものはありません。審査に受かって、その場でカード発行できるのはメリットが高いですよね。

また、どの方法を選んでも、手続きの時に必要な書類は同じです。カードローン会社によって必要書類は変わりますが、たいてい「身分証明書」のみです。

要チェック！就職しているけどローン審査に通らない場合

カードローン審査の流れを確認したら、いよいよ実践ですね。しかし、審査に通らないことを考えると、ちょっと恐くなってしまいませんか。

確かに、全員が全員カードローンの審査に通るというわけではありません。たとえ就職していたとしても、ローンの審査には通らないこともあります。なぜでしょうか。

年収が不安定な場合

就職していても、不安定な収入の場合であれば審査には通りづらいです。あなたが十分に生活できていても、カードローン会社が「不安定」と認めれば審査には通りません。

ひとつの例が、転職や就職したばかりの時です。あなたは安定して働けていても、年収がいくらか実績がない場合、審査には通りづらいのです。見込みの年収がわかっても、その年収が実際にもらえるまでは、審査に通るのは難しい場合もあります。

他社に借り入れが多すぎる場合

カードローンやキャッシングを初めて使う人ならば気にしなくても良いですが、現在、他の会社に借り入れが多くある方は、借りすぎていないか注意しなければなりません。

また、借金を借金で返すのは、どのカードローン会社も基本的にオッケーしていません。借りたお金で返すのは一見借金がひとつ減ったように見えて、利子が増えたことにすぎないからです。返済してもらえない危険を防ぐために、他社への借入は厳しくチェックするのが審査です。

延滞など事故情報がある場合

その他、カードローン会社が「この人は危険だ」と判断した場合、審査には通りづらいです。多くは、かつてのカードローンやクレジットカードの延滞などが引っかかります。

自己破産や債務整理などの、もっと大きな事故情報は、一発で審査に落とされてしまうので注意です。ただし、一生涯カードローンを借りられないというわけではなく、事故から５～10年経てばまた借りられるともいわれています。

こんなにお得！お給料が高い人専用のカードローンがある

基本的には、就職していてお給料をもらっていれば、カードローンは使えます。しかも、お給料が高い人はラッキーです。お得なカードローンを利用することができるチャンスがあるのです。

年収によって金利が下がる

どのカードローン会社も、金利に幅があります。現状の法律では、20パーセント以上は金利をとってはならないことになっていて、会社はその範囲内で自由に金利を設定しています。

カードローン会社では「年率３パーセントから18パーセント」などと金利を設定しています。金利は低い方がお得ですから、低い金利の方が目に留まりがちですが、一般的にはいきなり最低金利は借りられません。

低い金利で借りられるのは、年収が高く、また、長期間カードローン会社を利用し続けている人のみです。もともと年収が高い方は最初から結構な低金利で借りられることもあります。公務員や会社役員など安定している職業であればなおさらです。

もともと年収が設定されているカードローン

地方銀行や信用金庫のカードローンによくあるプランで、あらかじめ「年収が400万円以上の方限定」などとお給料の額が決められている商品もあります。

そういうカードローンは、金利も低く、限度額も大きいので、かなりお得です。しかし、年収を証明しなければならないので、審査を受ける場合（契約する場合）に、身分証明書の他給与受け取りを証明するものが必要です。

さらに、年収のみならず、勤続年数が２年以上などの他の条件もつくことが多いです。お得ではありますが、若干手続きが面倒かもしれませんね。

就職していなくても収入さえあれば審査に通るカードローン

「パートやアルバイトだとカードローンは利用できない」と考えているあなた。それは大きな勘違いです。就職していなくても、学生さんでも、使えるカードローンはあるのです。

「学生・年金受給者オッケー」と明記されている

利用条件に、「学生や年金受給者でも審査を受けられます」と書いてあるカードローン商品を探してみましょう。その場合、もちろん100パーセントではありませんが、就職していなくても審査に通ることはできます。

逆に、それらの文言がないカードローンの場合、正社員でないとそもそも審査に通らないはずですので、申し込みしても時間の無駄になってしまいます。

学生や年金受給者でもオッケーなカードローンは、銀行の中にも消費者金融会社の中にもあります。消費者金融会社なら多いというわけではありませんので、気になるカードローン会社があればそれをチェックするよりありません。

主婦オッケーのカードローンの注意点

専業主婦でも借りられるカードローンはあります。専業主婦といえば年収０ですから、お給料が０円でも借りられるということになってしまいますよね。しかし、やはり収入０では借りられません。

専業主婦オッケーのカードローンの場合、ご主人のお給料が審査されることになります。ですので、契約者は専業主婦の方であったとしても、ご主人の同意があり、かつ、ご主人の審査オッケーの場合ではないと審査が受けられません。

また、パートやアルバイトをしている主婦の場合は別です。本人に給料があればそれで審査されます。お給料が低くても、毎月安定した収入があれば、カードローンは借りられます。

自営業でも借りられる

自営業者の場合でも条件さえ満たせばたいていのカードローンは借りられます。お給料が証明できるものがあれば、会社に就職している方に比べると若干手続きが複雑ですが、借りられます。

ただし、就職している方に比較すると、信用度は正直低めの方なので、同じ収入をもらっていても、正社員の方が金利や審査条件など優遇されることはあります。

自営業・パート・アルバイトや年金受給者の方は、就職してお給料をもらう方に比べて、限度額が極端に低いので意識しておいたほうが安心です。パート・アルバイトの方の限度額は10万円～20万円程度が目安です。