銀行ならどこでも同じ？銀行ごとのカードローンの微妙な違い

カードローンを選ぶにも、やはり、銀行は安心感がありますよね。カードローンには大きく分けてふたつの種類があります。消費者金融会社のカードローンと銀行のカードローンです。

双方にメリット・デメリットはありますが、安定して人気が高いのは銀行のカードローンです。大手都市銀行だと名前も広く知られていますから、安心して借りられますよね。

しかし、一口に銀行カードローンといっても、多くの種類があるので選ぶのに迷ってしまうのではないでしょうか。銀行ならどこでも安心かというとそうではありません。あなたにぴったりのカードローンを選ぶことで、安心感は何倍にも膨らみます。

銀行ごとのカードローンの微妙な違いをわかりやすく解説します。しっかり比較して、納得してから銀行カードローンを選びませんか。

銀行には３種類ある！それぞれの違いや特徴は？

カードローン商品を出している銀行は、大きく分けて３種類あります。都市銀行・地方銀行と信用金庫・ネット銀行です。同じ銀行であっても結構違いがあるので、よく知っておいた方が確実にカードローンを選べます。

都市銀行はバランスが良い

カードローンで有名なのは、やはり都市銀行カードローンですよね。テレビコマーシャルもよくやっているので、耳なじみのある方も多いと思います。

都市銀行とは、以下の銀行を指します。

これらの銀行のカードローンはどれも人気商品です。名前がよく知られていて安心感があるということが大きな理由ではありますが、その他、金利やサービスの面でも総合的にバランスが良いのが都市銀行です。

地方銀行や信用金庫は種類がたくさんある

地方銀行や信用金庫は、地域密着型の銀行です。都市銀行は全国的に幅広く利用できるのに対して、地方銀行や信用金庫は限られた地域に住んでいる・働いている方専門に営業しています。

知名度は都市銀行に比べて低く、限度額も比較するとそこまで高くはないのですが、地方銀行や信用金庫のメリットは、カードローンの種類が多くあることです。

年収が高い人向けのカードローンや、パート・アルバイト向けのカードローン。また、年金受給者の方でも借りられるタイプの商品もある銀行もあります。

多いところで、４～５くらいの商品がひとつの銀行や信用金庫から出ています。これだけあると迷ってしまいそうですが、職業や利用目的別に比較すると、あなたに合ったカードローンに出会いやすいというメリットはあります。

ネット銀行は限度額が高く金利が低い

インターネット上でのみ営業している、新しい形態の銀行がネット銀行です。カタカナやアルファベットの名前の銀行が多いです。店舗の維持費や人件費を削減できるので、その分金利・サービスなどに還元できるということでお得です。

限度額が800万円くらいの銀行も多くあり、かなり限度額は高く、利息も一ケタ代のところもあります。しかし、消費者金融会社と同じくらいの銀行もあり、ネット銀行はひとつひとつ個性的だということも特徴です。

また、都市銀行や歴史のある地方銀行に比べると、まだ不安定で、サービスがいろいろ変わったり、とつぜんカードローン商品がなくなってしまったりすることもあります。

職業別に比較。銀行カードローンに迷ったらこれを選ぼう

３種類の各銀行の特徴をザっと見たところで、もう少し詳しくそれらの違いを比較してみましょう。職業別に、どのタイプの銀行が最適なのか、チェックします。

会社員や公務員など安定した職業のあなた

会社員や公務員など、収入が安定しているあなたは、基本的にどのカードローンでも審査に通りやすいです。ですので、自分の好きなカードローンをどれでも選べますが、オススメなのは安定の都市銀行です。

都市銀行のメリットのひとつは、カードローンを利用していても、周りにそのことがバレにくいということです。カードローンは利用したいけれど、家族や会社の仲間にはバレたくないという方は多いです。

都市銀行であれば、たとえ郵送物が来たとしても銀行からのものなので、カードローンだとは気づかれにくいです。カードをお財布に入れていても同様ですよね。

専業主婦や収入に自信のないあなた

パート・アルバイトや年金受給者でも、専業主婦であっても、地方銀行や信用金庫だと借りやすい場合が多いです。限度額は低めで、即日融資などのサービスはなかなか難しいですが、他の銀行と比べて審査に通りやすいのはうれしいですよね。

ただ、地方銀行や信用金庫は、申し込み時の提出物が都市銀行よりも多かったり、手続きが若干複雑だったりするので、よく説明を聞いたり読んだりして理解することが大事です。

サービス重視ならネット銀行

職業とは離れてしまいますが、即日融資を始めとしたサービスを重視するのであれば、銀行の中ではネット銀行がオススメです。

インターネット上ですべて手続きするので、スピーディーですし、自宅にいながら気軽にキャッシングすることができます。

インターネットやスマホの操作に慣れている方で、安定した収入のある方であれば、ネット銀行はオススメです。金利も低めですし、何よりネットを使って様々なサービスが気軽に受けられるのが利点です。

ちなみに、代表的なネット銀行は以下。個性的な名前が多いですよね。

• ジャパンネット銀行
• セブン銀行
• 楽天銀行
• イオン銀行
• 住信SBIネット銀行
• 大和ネクスト銀行
• ソニー銀行
• じぶん銀行
• 第二日本承継銀行

どれがあなたに合ってる？都市銀行のカードローンの違い

一番人気の都市銀行カードローン。都市銀行は先ほど見た通り５行ですが、都市銀行ならどれも同じではありません。微妙な違いを
知って、あなたに合った都市銀行を選びましょう。

限度額が最も高いのはみずほ銀行カードローン

最大限度額は、都市銀行ならどこでも高めですが、その中でももっとも高いのはみずほ銀行カードローンです。最大限度額は１千万円です。

もちろん、あなたが申し込みしていきなり１千万円の枠をもらえるというわけではありませんが、それだけ銀行に余裕があるということなので、上限はアップしやすいといえます。

ただ、限度額が高いということは、ある程度年収の高い人をお客さんとして想定しているということがあるので、審査は厳しめといえます。

スピード重視なら三菱東京ＵＦＪ銀行「バンクイック」

都市銀行なのに、消費者金融会社に負けないサービスを提供しているのが、三菱東京ＵＦＪ銀行のカードローン「バンクイック」です。

限度額は500万円と、消費者金融会社なみではありますが、良いサービスも消費者金融会社と同様です。たとえば、多くの銀行は、その銀行の口座を持っていないとカードローンを利用できませんが、バンクイックなら口座がなくてもカードローンに申し込めます。

さらに、銀行だとなかなか難しい即日融資も、バンクイックなら可能です。テレビ窓口を利用すればその日中にキャッシングすることができます。

金利が最も低いのはりそな銀行カードローン

金利の低さを重視するなら、りそな銀行がオススメです。3.5～12.475％という利息は、他の都市銀行カードローンに比べて２パーセントほど低いです。

ただ、りそな銀行カードローンは、高収入の方向けなので、審査はそこまで甘くはありません。利息が低いということはもともと信頼があつく確実に返済してくれる方をお客さんに想定しているのです。

ちなみに、金利の低さだけでいえば、ネット銀行や地方銀行の中にも一ケタ代の金利がる銀行もありますので、比較してみるとよいでしょう。

金利が低く、安心感もあるというのがりそな銀行カードローンの大きなメリットです。

どちらがお得？銀行と消費者金融会社の違いも知っておこう

最後に、消費者金融会社と銀行との違いもおさえておきましょう。銀行の方がお得だと思い込んでいるあなたも、消費者金融会社の魅力を知れば、また考えが変わってくるかもしれませんよ。

金利は銀行より消費者金融会社の方が高い

低金利の方がお得ですから、この点でいえば銀行の方が人気が高いです。しかしながら、消費者金融会社には銀行にはないサービスがあるので、いくら金利が高めでも総合すると消費者金融会社の方がお得になる場合があります。

無利息期間などのキャンペーンがある

大手消費者金融会社には、無利息期間キャンペーンを行っているところがあります。アコム・プロミスは、30日間という期間限定で、新規のお客さん対象に「０円」で融資するキャンペーンを行っています。

ということは、銀行に比べて金利が高くても、あなたが一ヶ月以内に返済してそれ以降使わない予定であれば、消費者金融会社の方がお得といえるのです。

また、即日融資やウェブでの手続きなど、サービスが充実しているのが消費者金融会社の特徴です。銀行もサービス重視になった今、違いはほとんどなくなってきましたが、やはり消費者金融会社の方がサービスは大きいです。

自分が何を最も大切にするかを決めて選ぼう

以上で見た通り、消費者金融会社と銀行には大きな違いがありますし、銀行ごとでも違いがあります。カードローン選びは、選択肢がいくつもあって大変なのですね。

そんな中、あなたに最適のカードローンを選ぶには、あなたがカードローンに何を求めるかを決めることが早道です。金利重視なのか、スピード重視なのかによっても、選ぶカードローン会社は違うでしょう。

どのカードローン会社にも魅力はあります。また、少なからずデメリットもあります。両方を納得した上で、カードローンを選ぶようにすれば後悔なく利用できますよ。