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利息だけ返せばいいってホント?カードローンの基本ルール

カードローンの「利息だけ返している」という人の話を聞いたことがありませんか?実はどうしても返済が苦しい場合に、そのような対処をしてもらえることがあるのです。

「え!じゃ私も早速そうしよう」と思った方も居るかもしれませんね。でもこれは何時でもお薦めできるものではありません。しかし延滞のピンチを切り抜けるには、とても効果的な手段なのです。

今回はこの通常とはちょっと異なる形の返済について、詳しくご説明していきたいと思います。

普通はどうやるの?一般的なカードローンの返済方法とは

「利息だけ返済」というのは、あくまでも返済の特殊な形です。ならば正常な返済とはどんなものなのでしょう?先ずはそこから見ていきたいと思います。

普通カードローンの返済といえば毎月一定額を入金するのが一般的ですが、実は正常な返済はこれだけではありません。

約定返済の金額は元本分+利息分の合計

月々の一定の返済のことを、約定返済と言いますが、実はその内訳が毎月変化しているのをご存知でしょうか?例えばこんな返済例を考えてみましょう。

・元本:20万円
・年利:18%
・約定返済額:1万円
・返済回数:24回

毎月の返済額は1万円と一定ですが、実はその内訳は以下のように毎月異なっています。また返済し始めは利息分が多く、最終回に向けて利息の占める割合が減っていくのも見て取れますね。これが約定返済です。

1回目の返済内訳 2回目の返済内訳 23回目の返済内訳
元本→7042円 元本→7146円 元本→9727円
利息→2958円 利息→2854円 利息→273円

いつもより多い目に返済しても構わない

この約定返済額、「最低返済額」だということをご存知ですか?つまりこれ以上の額であれば、幾ら返しても構わないんです。

例えば先程の例の1回目の返済の際に、以下のように2万円追加で返済するというのもありなんです。最低額の1万円だけは必ず返済しなくはなりませんが、後は完全に自由。「約定返済」には、実はこのような意味があるのです。

〈返済額以上なら幾ら返してもいい〉
1回目(例)・・・約定返済の1万円に2万円上乗せして、合計3万円を返済

返済期間以外に返済しても構わない

また返済期日以外に追加で返済するのもOKですよ。でもこれにはちょっと気をつけて戴きたい点もあります。毎月同じ日付に返済することになっている場合(35日サイクル制は該当しません)には、返済の時期に注意しなくてはなりません。

例えばこのような例を考えてみましょう。

・毎月25日が返済期日
・返済期間が10日間

この場合入金のタイミングによって、それが追加返済になるか約定返済になるかが変わってきます。もしも12/25〜1/14に返済すれば、自動的に全額が追加返済扱いとなります。

そこで気をつけて戴きたいのは、返済期間の1/15〜1/25になれば、また返済をしなくてはならないということです。こちらは約定返済で、必ず毎月こなす必要があるからです。

  • 12/25〜1/14 通常カレンダー   ←この間に返済すると【追加返済】扱い
  • 1/15〜1/25 返済期間(10日間) ←この間に返済すると【約定返済】扱い
  • 1/25 返済期日  ←これまでに約定返済しないと延滞扱いに!

もしも返済期間中に入金せず1/25【返済期日】を過ぎてしまえば、延滞扱いになってしまうでしょう。「追加返済は自由」ですが、「約定返済は絶対」だと憶えておいてください。

ちょっと苦しい時に助かる!利息だけ返済は延滞にならない?

このように追加でも返済できる余裕がある間はいいのですが、時には約定返済すら難しいというケースだってありますよね。こういう時に助かるのが「利息だけ返済」なのです。

とにかく利息だけでも返済していれば延滞扱いにはなりませんから、これはピンチの際の切り抜け方としてどなたにでも知っておいて戴きたい方法です。

利息だけ返済とはどういうものなのか

それにしても「利息だけ返済」とは、具体的にどうやればいいのでしょうか?そこで最初にあげた表の例をもう一度使ってご説明しましょう。

この返済内訳の表の「23回目の返済が難しいケース」を考えます。本来の約定返済なら1万円を入金せねばならないところですが、もしも「利息だけ返済」するならば、最低273円入金するだけでOKです。これならピンチを乗り切れるでしょう。

【例:23回目の返済を「利息だけ返済」にするケース】
●約定返済額・・・1万円
●その内訳・・・(元本:9727円)+(利息:273円)←この利息分だけを返済する!

このような返済にしたい時には、本来ならば事前に連絡をとってからが基本です。でも連絡する暇がなくて、勝手に利息に足りる分を入金したとしても、延滞扱いになることはありません。但し利息に満たない額では、延滞になりますので気をつけてください。

利息だけ返済も信用情報に記載される

ただ延滞にならないとはいっても、信用情報には「利息だけ返済」の事実は、しっかり記録として残ってしまいます。延滞よりはずっとマシですが、利息だけ返済が信用情報上の黄色信号であることには変わりありません。

例えばCICの入金状況にはこのように記号でチェックが入り、一定期間(2年間)は登録されたままです。

  • $:請求通りもしくはそれ以上の入金
  • P:請求額の一部が入金  ← コレが利息だけ返済!
  • A:未入金

しかしこのまま利息だけ返済を数ヶ月以上続けたとしても、遅延損害金も発生しませんし、いわゆるブラックになることもありませんので、その点はご安心ください。

いいことだけじゃない!?利息だけ返済を続けることの問題点

ピンチの切り抜け方としてはお薦めできる利息だけの返済ですが、もしもこれを長期間続けるとすればどうなるでしょう?次に、利息だけ返済のデメリットについてご説明したいと思います。

元本が減らないと返済は終らない

利息だけを返済すると、当然ながら元本は一向に減ってくれません。つまり利息だけ支払い続けると、理屈上は永遠に返済が終らないということになるのです。

カードローン会社にとっては、何もしなくてもずっと利息を払い続けてくれるのですから有難い話ですが、利用者としては何とか元本を減らさないことには全く先が見えてきません。

それに先程もご説明しましたが、請求額の一部しか入金がないことが続くと、信用情報上の評価は下がる一方です。何ヶ月もこんな状況が続くのは絶対によくありません。

返済し始めの頃は余り効果がない

それに「利息だけ」と言っても、思ったほど楽じゃない場合もあります。同じことなら、より利息分が少ない返済回にこの方法を使うべきですよね。

そこで、最初にご紹介した返済額の内訳の表をもう一度ご覧ください。

最終回直前の23回目の利息額はとても低いのですが、1回目や2回目の返済では、利息はまだ3千円近くもあります。これなら少々無理をして、1万円フルに入金した方がいいかもしれません。

返済回 返済額1万円中の利息分
1回目の返済 2958円
2回目の返済 2854円
23回目の返済 273円
利息だけ返済をするのなら、利息額がより少なくなる、完済に近いタイミングがより効果的です。それならば、次回の返済までには資金力の復活も望めるでしょう。

上手に返して賢い利用!カードローン返済で困らない3つの工夫

利息だけの返済は、いつもより少ない金額で済むので楽といえば楽なのですが、長い目で見ると結局は割高についてしまう方法です。そこで利息だけ返済をしないで済むように、カードローン返済で困らないための3つの方法をご紹介しましょう。

①なるだけ追加返済を心がけること

返済で困らないためには、とにかく余裕のある時に少しでも早く完済に近づけることです。それには追加返済が欠かせません。

約定返済だけで十分、又は約定返済しかできないと思っている方も多いのですが、本当はそれ以外にも返済する方がより望ましいのです。

そうすることで最終的には利息も少なくて済みますし、延滞のリスクも減らせます。

②返済に困ったら相談をすること

返済が苦しくなったら、その都度気軽に相談することも大切です。利息だけ返済も、本来ならこの相談でアドバイスしてもらえることなのです。

また返済計画の根本的な見直しも可能です。返済期間を長くとって返済額を少なくするといったことも、この相談によって初めて可能になります。

返済に関する相談で可能になること
・利息だけの返済
・返済期日の延長
・返済計画の見直し

③利息だけ返済はピンチの時だけにしておく

利息だけの返済は良い方法ですが、何ヶ月も続けることはお薦めできません。使うのなら、ピンチの際のとっておきの手段として、より効果的なタイミングで利用することが大切です。

ただし度々やれば信用情報も汚れますし、信用もどんどん低下することをお忘れなく。

カードローンのサイトには表向き借り方のことばかり強調されていますが、返済に関する知識も重要ですね。でも返済に困った際にも、このように色んな裏技が存在することが分かって戴けたと思います。

「返済できない=ブラックになる」かのように借入を怖がる方も居るのですが、実際にそうなるまでには幾つもの防護壁があります。まだ不安の残るあなたも、どうぞ安心してカードローンを申込んでみてください。

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