コマーシャルでよく見かける「新生銀行カードローン レイク」は、その知名度からしても、カードローンを扱っている金融機関では大手と言えます。
しかし、名前は知っているけれどそれだけという方や、銀行と表記があるのに消費者金融と思っている人も多いはずです。
銀行と消費者金融では審査の厳しさが違うと言われるのですが、レイクが銀行か消費者金融かどちらかわかっていない人は、じゃあ厳しいの?甘いの?となるはずです。
審査が甘いのか厳しいのか考えながら、レイクの特徴を見ていきます。
昨今、毎日のように流れるコマーシャルでは銀行や消費者金融がカードローンの紹介をしています。それだけ需要もあるということなのですが、そのお金の融資で「レイク」の名を知らない人はほとんどいないのではないでしょうか。
この「レイク」ですが、業務の内容と昔からのイメージで消費者金融だと思っている人は多いはずです。しかし、レイクの社名の前に「新生銀行」の表記があります。
となると銀行?と思います。いまだ消費者金融のイメージが残っているのですが、レイクは実際には銀行なのでしょうか、消費者金融なのでしょうか。
「レイク」は、昔は消費者金融でした。それが2008年に買収した新生銀行により、2011年に新生銀行のカードローン商品として扱われることになりました。
よくいう総量規制は消費者金融が対象になっているので、「レイク」の場合は、(審査の通過云々は兎も角)年収の1/3以上でも借り入れすることができます。
もちろん、新生銀行には「レイク」の他にもカードローン商品があります。
となると「レイク」があるのになぜ?と思うかもしれませんが、銀行でいつくものカードローン商品を扱うことはよくあることなので、レイクの場合も、新生銀行が扱ういくつかのカードローン商品のうちの中の一つと思えばわかりやすいでしょうか。
レイクの貸付条件などはこのようになります。
貸付条件 | 満20以上70歳以下 安定した収入のある方 (パート・アルバイトでも可) |
---|---|
融資額 | 1万円~500万円 |
利率(実質年率) | 4.5~18.0% |
遅延損害金(年率) | 20.0% |
必要書類 | 運転免許証 (ない方は健康保険証等) 収入証明 (契約額に応じて、必要と判断された場合) |
保証会社 | 新生フィナンシャル(株) ※新生銀行の子会社 |
条件や融資額を見てみると、他の銀行と大きく変わらないと考えていいでしょう。
ただ、一番違うと誰もが気づく点は金利の違いになるのではないでしょうか。よくある銀行のカードローンだと、低い所で3%台~高くても15%を超えるところはあまりありません。
レイクは上限で18%の金利になっていますが、これは銀行というよりも、どちらかといえば消費者金融よりの金利です。この点は昔の消費者金融だった時の特徴をそのまま残しているようにも思えます。
ですが、レイクならではの特徴は金利だけでありません。
肝心の審査の部分ですが、レイクの場合、銀行にしては審査が甘いと考えてよさそうです。と言うのは、審査通過率で比べて見てもレイクの場合、一般的な銀行よりも通過率が良いのです。
審査通過率
レイク | 約37% |
---|---|
銀 行 | 20~30% 低いところだと15~20%とも言われている |
消費者金融 | 40~45% |
もちろん比べて見れば、当然消費者金融の通過率よりも厳しい数字になっています。%だけで言えばある意味、銀行と消費者金融の間と言ってもいいかもしれません。
また、審査についてレイクならではの大きな特徴として、対応の早さが大きく目を引きます。大手ならば一部の商品では対応が早いのもあるのですが、大抵の場合は、まだまだ手間と時間が掛かる所が多くあります。
一般的な銀行での審査の特徴
もちろん、全ての銀行がそうだというわけではないのですが、まだまだ対応のスピードや手軽さに遅れを取っている所は少なくありません。
逆にレイクでは即日融資を謳っていますし、新生銀行の店舗では対応していません。
申込方法 | 受付時間 | 審査結果連絡時間 |
---|---|---|
パソコン スマホ アプリ |
24時間 | 通常 8:10~21:50 毎月第3日曜日 8:10~19:00 (年末年始を除く) |
携帯電話 | 24時間 | 通常 8:10~21:50 毎月第3日曜日 8:10~19:00 (年末年始を除く) |
自動契約機 | 平日・土曜日 8:45~24:00 日曜日・祝日 8:45~22:00 毎月第3日曜日 8:45~19:00 |
その場で (年末年始を除く) ※初めての場合、当日融資は8:45~21:00まで |
電 話 | 24時間 | 通常 9:00~21:00 毎月第3日曜日 9:00~19:00 (年末年始を除く) |
郵送 | 24時間 (電話で書類取り寄せ) |
目安は郵送後3営業日内 |
この中で郵送は、早さには対応できないのは考えなくてもわかるでしょう。
申し込みに関しては、自動機は除きますが基本的に24時間対応と考えていいかもしれません。
対応という点で一番早いのは、パソコンなどインターネットを使った申込方法と、自動契約機でしょうか。自動機の場合、早いとカード発行まで50分程度ですみます。もちろん、電話でも対応が遅いわけではありません。
ただどの申込方法にしても、最終的に(郵送を除いて)対応が2つに別れます。
どちらも即日融資が可能です。(ただし、申し込み時間が遅いと翌営業日になったりしますが)
ただ、自動機でカード発行の方が対応時間に幅があるので、自動機までの移動が手間でなければこちらの方が楽かもしれません。
口座振込の場合、本人確認書類の提出をFAXかアプリなどを使って行わなければいけません。(自動機だとその場で自動機が対応)即日振込が希望だと、平日14:45までにインターネット経由で会員登録ページで手続きが必要です。また、受け取るだけとはいえ、後日カードが郵送されるという手間が入ります。
もちろん審査の可否はあるのですが、対応の早さを考えると、自動契約機にてカードを早々に発行して、ATMでも使えるカードでお金をおろす方が、手間がないような気がします。
金利や審査対応などとは別に、レイクならではの特徴が他にもあります。
どちらも初めての契約というのが大きな条件ですし、該当期間が過ぎれば当然通常金利が適用されるのですが、レイクが初めてならば、これはかなりの利点となります。
では、どちらの無利息の方がいいのかという点ですが、これは借りる額や返済額、返済までの期間などにより変わりますので、一概には言えないでしょう。
しかし、無利息を考慮したシュミレーションがあります。気になる方は、シュミレーションをやってみるといいでしょう。
何にしても、一定期間であろうと無利息というのはとても大きなポイントになります。借入額や返済のタイミングによっては、無利息のまま利用することができるのですから。
元々は消費者金融だったこともあり、銀行よりも消費者金融での利点を多く持っていると言ってもいいレイクです。条件や対応を見ると、銀行よりも消費者金融のイメージが拭えないのも確かかもしれません。
とはいえ、銀行のカードローンということで、法律的には総量規制の対象外になるという、人によってはありがたいともいえる点もあります。(無収入の専業主婦は商品の条件として利用はできないのですが)
しかし、何が大事かといえば、イメージもそうですが、顧客に対しての姿勢やサービス、商品内容はとても重要なことです。
そういう意味では、レイクは銀行、消費者金融、両方のメリットを上手に取り入れたカードローンと見てもいいと思います。もちろん、審査もありますし、人それぞれカードローンや業者との相性もあるでしょう。
いずれにしても、知名度と大手という安心感もあり、特に無利息期間サービスが最初にあるレイクは、カードローン初心者にはオススメの一つになるのは間違いないでしょう。
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