無職でもお金借りる方法!収入がなくても借りられるカードローンは?

カードローン 2024.04.23

世情がなかなか安定しないこのご時世、様々な理由で思いがけず失業して無職になってしまい、生活が苦しい…という方は思いのほか多いのではないでしょうか?

当面の生活を持ちこたえるためにお金を借りたいと思っても、無職ではどうせ借りれないだろうと諦めてしまいがちですよね。

実際、無職・無収入の状況でお金を借りることは決して簡単ではありません。しかし、実は不可能というわけでもないのです。

ここでは無職になったらカードローンを申し込めるのかどうかを検証し、それと同時に無職の方でも安全にお金を借りる方法について、詳しく解説していきたいと思います。

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無職・無収入ではカードローンでお金が借りられない!?その理由とは

お金を借りたいと思った時に、まず候補に挙がるのは、やはり消費者金融や銀行などが提供するカードローンですよね。

結論から先に言いますと、こうした一般的なカードローンに関しては、残念ながら無職・無収入の状況で利用することは、まずできません。

無職でカードローンの審査を受けても落ちるだけだから無駄?

つまり無職の人がカードローンを申し込んでも、審査に通る見込みはまずないのです。前職の会社に籍が残っているうちならともかく、退職後は審査落ちの履歴が残ってしまうだけです。

カードローンを申し込むなら、前職に在籍中か、もしくは新たに就職してからにしてください。転職直後は審査に通りにくいのですが、それでも無職よりずっとましです。

今「カードローン」「借入」で検索をかければ多数の業者が候補に上がってきますが、無職の方は無闇に申し込まないようにしましょう。

ただし専業主婦は例外で、一部の銀行カードローンに限っては申し込み可能です。しかしその他の銀行カードローンや消費者金融では、専業主婦含め無職では申し込むことができません。

無職でも審査に通るカードローンなどこの世に存在しませんし、申し込んだ記録は半年のあいだ信用情報に残り、今後受ける審査にまで悪影響を及ぼします。

申し込み件数が多いとブラックになって審査に通らない

もしも短期間にいくつものカードローンに申し込めば、「申込みブラック」状態に陥る危険性すらあるのです。

申込みブラックとは、申し込み件数の多いことが原因で、一時的に審査に通らなくなる状態のことです。信用情報には審査の申し込み状況も、残らず記録されているんですね。

そしてカードローンの申し込み情報が一定数を超えると、半年間は審査に通らない状態(申し込みブラック)が続くことになるのです。

就職できても申し込みブラックの影響で審査に落ちる?

つまりもしも将来的に就職できて無職ではなくなっても、無職時代の申込みブラックの影響が残っている限り、カードローンの審査にもクレジットカードの審査にも通らないのです。

これってかなり勿体ない話ですよね。しかも審査落ちの理由に気付かなければ、次々と審査を受けては落ちる状態が続き、結果的にますます審査に通りにくくなってしまうでしょう。

【申し込み情報とは?】
  • カードローンの申し込みは半年間記録される
  • 審査の可否とは無関係
  • 1ヶ月に4件以上申し込むと「申し込みブラック」になる

1ヶ月に3件以上は危ない!?申込みブラックになる危険性

一度申し込みブラックになると、無職であろうとなかろうと、半年間はカードローンやクレジットカードの審査には通りません。

申し込みブラックの影響が残っている間は、いくら属性の良い方でも、問答無用で審査に落ちてしまいますから注意が必要です。

解決方法はただ一つ、半年間は審査申し込みを控え、ひたすら待つことだけです。

【申込みブラックの解決方法】
  • 【状態】審査に受からない
  • 【原因】短期間に複数の審査を受けた
  • 【解決方法】半年間は審査を控える
  • 【予防法】申込みは1ヶ月に2〜3件に抑える

審査落ちが続いたら一旦は申し込みを控えるべき

もしもあなたが2社もしくは3社に続けて落ちたとしたら、それ以上の申し込みは一旦控えることをおすすめします。このまま申し込みを続けても、無職では審査に落ちるだけだからです。

それにこのまま申し込みを続けると、将来的にはなおさら審査に通りにくくなってしまいます。

申込みを1ヶ月に2〜3件に抑えることは、無職の方に限らず、すべての方に当てはまるカードローン審査の注意点です。

注意!申込みブラック状態にハマるとなかなか抜け出せない

申込みブラック状態になると、どこで申し込んでも審査落ちしてしまいます。その理由が分からず、焦って手当たり次第に審査を受ける人もいますが、これはむしろ逆効果なんですね。

しかし本物のブラックとは違って、申込みブラックは比較的短期間での回復が可能です。「申込み情報」の登録期間は6ヶ月ですので、この間に一度もカードローンを申し込まなければ、申込みブラックから脱出できるのです。

これを実行しない限りは延々と審査落ちが続きますから、この方法を知っていると知らないとでは大違いですよね。

申し込みブラックになって半年以内は就職しても審査に通らない

半年間申込を控えれば申し込みブラックは解消しますが、逆を言えば審査に通らない状態が半年間続く訳で、その間が無駄になることを忘れてはいけません。

つまり困ったことに、将来的に受ける審査にまで影響を及ぼす可能性があるのです。

もしも数ヶ月後に無事就職が決まっても、まだ信用情報に申込みブラックの記録が残っていたら、審査に落ちてしまうでしょう。これでは余りに残念過ぎますよね。

審査落ちの記録が残っているとカードローンの審査に不利

申し込みブラックにならないまでも、審査落ちの記録はカードローン審査におけるネガティブな要素であることに変わりはありません。

落ちるとわかっている審査を受けるべきではないのは、申し込み情報がクレジットヒストリーを汚す一因になるからです。

アコムやプロミス含め正規の業者を幾ら探しても、収入のない無職の人でも借りれるカードローンなど存在しませんから、無職の現時点ではカードローンを申し込まない方が賢明です。

法律の規定により消費者金融は無職の人にお金を貸せない

なぜカードローン会社が無職の人に対してこうも厳しいのかと言うと、貸金業者には収入のない人にはお金を貸してはいけないという、法律上の決まりがあるからです。

だから大手だろうと中小の業者だろうと、無職の方がどこで申し込んでも結果は同じなんですね。

最初から希望のないことを言って申し訳ないのですが、正直申込むだけ無駄ですし、将来的にそれが自分自身の足を引っ張ることにもなりかねません。

専業主婦や年金生活者の方も含め、現時点で無職の方はカードローンを申し込まない方がいいのは、この様な事情があるからなのです。

正社員でなくてもOK!パートでも収入があれば借りれる

しかし働いてさえいれば、カードローンの審査に通る可能性が見えてきます。無職になったら、やはり職探しが先決です。

もちろん企業の正社員に採用されないとダメなんてことはありませんよ。派遣やパートでも構いませんし、お仕事を始めた直後でもOKです。

働き始めて1年に満たない場合の「年収」は、見込み額を計算して申告してください。年収額は一般に考えられているほど審査には影響しません。

パートやアルバイトでも、継続的な収入が見込める方には借入のチャンスがあります。今は収入を得る方法が多様化していますから、もちろん在宅で稼げるお仕事でも構いません。

どんな勤務形態であっても、お金を稼いでさえいれば、カードローンを申し込めるのです。

最初は少ない限度額もキチンと返済できれば増額が可能

最初は一度に沢山借りることは難しくても、カードローンを申し込むことによって、最悪のピンチを脱出することができるでしょう。

そして毎回キチンと返済を続けることができれば、借りれる金額(限度額)は徐々にアップしますので、次回はもっと多額の借入が可能となりますよ。

返済さえキチンとこなせば、特にこちらから要求しなくても、カードローンの限度額は勝手に上がっていきます。

無職から就職した直後の人もカードローン審査に通る可能性はある

勤続年数は長い方が有利ですが、働き始めてすぐの方でも可決の可能性はありますよ。なぜならカードローンの審査では、職業以外の要素も判断材料となるからです。

カードローン審査では、職業以外の項目も詳しくチェックされます。審査では各項目にスコア(点数)が付けられ、その合計が一定の基準に満たない場合、落ちるという仕組みになっています。

カードローン【審査項目】
  • 年収はいくら?
  • どこで働いている?
  • 働き始めて何年?
  • 住まいの形態は?
  • 配偶者は?
  • 他社でも借りている?

特に他社からの借入がない人、住宅ローンの返済がない人、配偶者が働いている人は、審査に有利です。

他社からの借入額が多いほど審査には通りにくくなりますが、少額の借入をキチンと返済している実績なら、逆に審査には有利に働きます。

無職は返済能力=安定収入がないからカードローン審査に通らない

しかしこのご時世、無職になったらカードローンを使えなくなると思うと、先行き不安になる方も多いでしょう。それでは、なぜ無職・無収入になるとカードローンを利用することはできないのでしょうか?

カードローンでは必ず審査がありますよね。その審査は、申込者の返済能力を確認することを目的として行われます。

そして返済能力を評価するにあたって、最も重視されるのが『安定した収入があること』なのです。

無職になったら収入はなくなりますから、当然カードローンの審査には通りません。多少の蓄えがあったとしても、今現在無職の人はカードローンを利用することはできないのです。

これは法律上の縛りですから、企業としても譲歩はできかねるんですね。

「無職になったらカードローンを申し込めばいい」という考えは甘い!?

無職になって収入がなくなったとき、多くの方がカードローンに頼りたくなるのは自然なことかもしれません。

しかしもしもあなたが「無職になったらカードローンで生活費を借りよう」と思っているとしたら、今すぐに考えを改めるべきです。

実際カードローン審査において、無職ほどネガティブな属性はないと言っても過言ではないからです。

特に消費者金融では無職の人にお金を貸すと法律違反になるため、たとえ貯蓄や資産があったとしても、収入のない無職の方は審査に落ちてしまいます。

どんなに信用情報がキレイな人でも無職だと審査に落ちてしまう!

過去に金融トラブルを起こしたことがなく、他社で借り入れの一切ない人であっても、現時点で入ってくるお金、つまり収入がなければカードローンの長期間の返済を乗り切ることはできません。

どんなに他の属性が高くて信用情報がきれいでも、無職ではその全てが打ち消されてしまうのです。

働いて収入を得ていることは、カードローン審査において最も大事なことだと言っても過言ではありません。そして無職になったら最後、カードローン審査においては忖度のしようがないというのが現実です。

少しでも収入があれば審査に通る可能性あり

無担保で即日融資も可能と、一見、とても気軽に利用できるサービスに見えるカードローンですが、収入がない人にとっては、非常にハードルが高いものとなっているのです。

しかしほんの少しでも収入があれば、カードローン審査に受かる可能性が出てきます。フリーランスでもパートでも構いません。収入さえあれば、それに応じた融資枠を作ってもらえる可能性があるのです。

しかし無職になったら最後、絶対にカードローンを利用できないという原則は頭に入れておきましょう。

専業主婦や年金生活者は働いていないから申し込めない

たとえ生活が成り立っていても、専業主婦や年金生活者が審査に通らないのは、彼らが仕事による報酬を得ていないからです。

働いていない人は申し込めない
  • × 専業主婦
  • × 年金生活者
  • ○ パート、アルバイト
  • ○ 派遣社員
  • ○ 正社員

無職でローンは不可能!ただし10万円以下の分割払いなら可能性あり

では無職になると、分割払いも出来ないのでしょうか?比較的少額の分割払いなら、無職でも何とかなるケースはあるようです。

例えば携帯電話の端末代金は、分割払いにして電話料金と一緒に支払うというのが一般的ですよね。もしもそれが10万円程度の分割払いなら、状況次第では無職の方でも審査に通る可能性はあります。

預貯金があって生活ができているのなら、思い切って申し込んでみましょう。しかし同じローンでも車や住宅など金額の大きい場合は、無職だと審査に通る可能性はゼロでしょう。

カードローンは無職では到底無理!アルバイトなど職探しが先決!

ましてやカードローンは分割払いとは違ってお金を借りることですから、いくら金額が低くても無職では審査を突破できません。お金を借りようと思ったら、とにかく無職という状態から脱出することが先決なんですね。

【無職でも審査に通る?】
  • △10万円程度の分割払い
  • ×住宅ローン
  • ×カードローン

返済中に無職になった場合にも申告が必要!

近々退職する予定のある人は、「じゃ今のうちにカードローンを申し込んでおこう」と考えるかもしれません。しかしそうは問屋がおろしませんよ。

カードローン利用中に無職になってしまったら、そのことを正直に申告せねばならないからです。勤務先や住所が変わったら、カードローン会社にも必ず変更届を出す必要があるのです。

前もって離職することがわかっていれば、在職中に借りることも可能ですが、無職になってからは途中で返済がきつくなるのが目に見えています。

しかもカードローン借入中に無職になると、原則として新たな借入はできなくなります。このことは信用情報機関を通じて他の業者にも知ることとなりますから、もちろん他社でも借りることはできません。

無職になったことを黙っていると一括返済を求められる場合もある

無職になった事実を隠していると、バレた時に一括返済を求められる可能性もありますので注意してくださいね。カードローンの申込書の申告内容に変更が生じた場合は、必ず変更届を出すことが義務付けられています。

無職になった時に正直に申告すれば、新たな借入はできなくなりますが、引き続き返済すればいいだけです。

カードローン会社にとって無職の人にお金を貸すことは、それほどリスクの高いことなんですね。

ただし携帯端末など、比較的少額のローン返済中に無職になったとしても、特に申告する必要はありません。この場合はそのまま返済を続けて大丈夫です。

無収入でカードローン利用は法律的にもNG!総量規制の仕組み

無職・無収入ではカードローンを利用できない理由は、法律面にもあります。消費者金融系のカードローンのような、いわゆる貸金業者にあたる会社は、貸金業法という法律の規制のもとに営業しています。

この貸金業法の中で定められた、総量規制という仕組みが無収入でお金を借りることを不可能にしているのです。

総量規制というのは、過剰な融資による破綻を防ぐために、貸金業者での借り入れを原則として本人の年収の3分の1までと制限する取り決めです。この総量規制がある以上、対象となるカードローンで無職・無収入の方がお金を借りることは不可能になります。

収入のない人にお金を貸せば法律違反になってしまいますから、業者としてはたとえ少額の融資でも目を瞑る訳にはいかないんですね。

銀行は総量規制の対象外だが審査が厳しいので要注意!

厳密にいえば、貸金業法の規制下に入らない銀行が提供するカードローンであれば総量規制対象外となりますが、銀行カードローンは消費者金融系カードローンと比べて審査基準がもっと厳しい傾向があります。

「PayPayなら何とかなるかも?」と思った方もいるかもしれません。確かにPayPay銀行にもカードローンはありますが、やはり審査は厳し目です。

つまり法的な縛りがあろうとなかろうと、無職の人にスンナリお金を貸してくれるところなど存在しないんですね。

至急お金が必要になると、どなたもカードローンを思い浮かべると思いますが、消費者金融でも銀行でも、無職では審査に受からないのは常識なのです。

専業主婦がカードローンを申し込むと配偶者が審査される

例えば専業主婦の方などであれば、特例的に利用が認められているカードローンもないわけではありません。

しかしこの場合も、配偶者によって利用条件を満たす必要があります。具体的には、配偶者の年収や勤務先が審査の対象となるのです。

働いていない主婦の方は、専業主婦でもOKという銀行カードローンを選んで申し込んでみてください。

基本的には無職・無収入の方が自分自身の力だけで審査に通るということはほぼあり得ないと言ってよいでしょう。

無職になって本当に生活に困窮すると、もうカードローンを申し込むことはできないんですね。

銀行も消費者金融も無職の人にはお金を貸してくれない

セブン銀行のカードローンなら無職でも借りれそう・・・なんて思うかもしれませんが、いくら親しみやすいイメージの銀行でも無職ならNGです。

よく広告を目にするレイクなら無職でも借してくれそうな気がしますが、消費者金融も無職の人には絶対にお金を貸しません。

下はレイクALSAとセブン銀行カードローンの公式ページに掲載されている利用条件です。

いずれも収入については記載されていませんが、職のあることはカードローン申込みの大前提です。どのカードローンの申込書も職業に関する欄が多く、無職では欄を埋めることすらできません。

カードローン【利用条件】
  • 【レイクALSA】
    ・満20歳~70歳
    ・国内居住、日本の永住権
  • 【セブン銀行カードローン】
    ・満20歳~70歳未満
    ・セブン銀行口座を保有
    ・保証会社の保証を受けられること
    ・日本の永住権

無職に貸す業者に注意!ヤミ金は高金利で取り立てが違法

だからと言って、無職でも借りれるところ=ヤミ金で借りたりはしないでくださいね。この様な業者は法定金利やルールを守りませんから、結果的に誰でも借りることができてしまうのです。

しかしヤミ金では法外な利息を取られますし、返せなければ違法な取り立てに苦しむハメになるでしょう。

無職という状態を何とかしない限り、安全にお金を借りることはできません。アルバイトでもパートでも構わないので、先に職を見つける方が話しが早いんですね。

「無職でも借りれる」と言って個人間融資を持ちかけるSNSアカウントなどもありますが、これも危険です。個人間融資を行うアカウントは闇金と通じている可能性が高く、個人情報を盗まれる可能性もあるため注意しましょう。

専業主婦に限っては無職でも借りる方法がある

無職でも専業主婦に限っては、セブン銀行など銀行カードローンなら配偶者の収入を見込んで借入可能なケースもあります。

消費者金融にも専業主婦を対象に「配偶者貸付」という制度がありますが、この場合は配偶者の同意書が必要です。

配偶者貸付は「配偶者と合算して借入が年収の3分の1まで借入できる」という制度のため、夫に収入があれば妻が無職でも借りれるのです。また、専業主婦がカードローン審査に申し込む場合は、配偶者の同意を得る他、配偶者の収入を証明書などで確認される可能性もあります。

いずれも審査のハードルが高めで、どなたでも即審査に通るとは限りません。

カードローンでたった10万円借りるためにも収入は絶対に必要!

「10万借りるだけなら審査なしで何とかなるのでは?」と思いたいところですが、無職の人が借りれないのは、金額の大小とは無関係です。

例え少額融資でも、審査なしで貸すような業者は違法だと思って間違いありません。特にお金が緊急で必要になった無職の方は、このような業者に引っかかってしまう危険性があるので注意が必要です。

無職でも借りれるところを探せば、必ずヤミ金に行き着くということを忘れないでください。

クレジットカードキャッシング枠も総量規制で使えなくなる!

手元にクレジットカードがある場合、キャッシング枠が残っている方もいるかもしれません。

そうなると、当面はクレジットカードのキャッシングで乗り切れそうな気がしますよね。ところが、実情は異なります。

クレジットカードのキャッシング枠というのも、上でご説明した貸金業法の対象となります。そのため、失業して無職になってしまうと、法律的にはクレジットカードのキャッシング枠でお金を借りてはいけないことになるのです。

無職になったら申告が必要!カードローン/クレジットカード

なおかつ、クレジットカードやクレジットカードには登録情報を常に最新にしておかなければならないという規約があります。もちろん、この登録情報の中には勤務先も含まれますよね。

したがって、カード会社に失職を伝えた時点でキャッシング枠で新たに借り入れをすることはできなくなってしまうのです。

もちろん、カード会社に失職の連絡をしなければ、無職でも借りれるのは事実です。ただし、どのカードローン会社などでも、職業や住所などに変化があった場合は、速やかに申告することが規約として定められています。

申告が必要【無職/失職】
  • カードローン
  • クレジットカード
  • 各種ローン

要注意!無職になったことを隠蔽すれば契約上の違反になる

中には、無職になったことを内緒にしておけば良いのではないか…と思う方もいるかもしれません。

たしかに、問題なく支払いを継続していれば無職になったとしてもバレない可能性はありますが、延滞などのトラブルを起こしてカード会社に生活状況が知られてしまった場合、規約違反として契約更新ができなくなるなど、より悪い状況に陥りかねません。

気が進まないかもしれませんが、カードローン会社には正直に申告することをおすすめします。

もちろん無職でも借りれるカードローンはありませんから、失業の連絡をした時点で新たな借入はできず、契約中のカードローンは返済のみとなります。ただし無職になったからといって、カードローン会社から一括返済を求められるようなことはありませんから、収入が減って困ったという状況なら早めに相談するのが無難です。

『無職でもOK』は違法な闇金融!絶対に利用してはいけない

カードローン業者を熱心に探していると、『無職でも借入OK』などといった広告を出しているところも見つかることがあるかもしれません。

しかし、本来であれば審査に通らないはずの無職の方でもお金を借りられるとうたっているようなカードローン業者は、まず間違いなく俗にいう闇金融です。絶対に利用してはいけません。例えば1万だけ借りるとしても、正規登録業者ならば審査なしはあり得ないのです。

闇金融というのは、貸金業として必要な登録をせず、無許可で営業している違法業者です。法の外の存在となるため、正規の消費者金融ではあり得ない違法な金利での貸し付けや強引な取り立てを行う可能性が高く、非常に危険です。

【闇金融の特徴とは?】
  • 法外な利子
  • ルールを守らない取り立て行為
  • 過剰な勧誘

冒頭でもお伝えしたとおり、無職の方でも安全にお金を借りる方法はあります。決して安易に危険な闇金融に飛びつかないようにしてください。

お金が緊急に必要になった無職の方は、業者から借りる以外の手段を考えなくてはなりません。身内や知人からの借金が難しいのなら、ぜひ国の支援や生命保険の貸付制度を視野に入れてください。

カードローンは無理でも…無職・無収入でもお金を借りられる2つの方法

無職・無収入の状況では一般のカードローンは利用できません。しかし、繰り返しになりますが、無職の方でも他にお金を借りる方法はあるのです。

例えば以下の2つの方法であれば、現金収入が全くない無職の方でも法律的になんの問題もなくお金を借りることは可能になります。

  • 国の融資(総合支援資金)を利用する
  • 生命保険の契約者貸付を利用する

以下に、それぞれの方法について詳しく解説していきましょう。

失業者を貸付&支援でサポート!国の融資『総合支援資金』

まず最初にご紹介するのは、失業者に対する国の融資制度として用意されている『総合支援資金』というものです。

国では、生活が困窮している人を支援する様々な仕組みを提供していますが、その中でも総合支援資金というのは、失業や減収などにより経済的に困っている方に対して、生活費などの一時的な資金を融資する制度となります。

この制度は社会福祉協議会とハローワークなどによる多面的な支援を特徴としており、一時的なお金の支援だけでなく、最終的な自立を目指し生活の立て直しをサポートすることを目的とするものになっています。

この総合支援資金を利用するにあたっては、6つの貸付要件を満たす必要があります。

6つの要件
  • 低所得世帯(非課税世帯)で失業や減収によって生活に困っていること
  • 公的な書類などで本人確認ができること
  • 現在住居があるか、給付金の申請を行い住居の確保が確実に見込めること
  • 自立に向け関係機関から継続的な支援を受けることに同意していること
  • 貸付・支援を受けることにより自立した生活と貸付の返済が見込めること
  • 他の公的給付または公的な貸し付けを受けられず、生活ができないこと

簡単に言えば、今現在は生活に困っていても、貸付と支援を受けて自立した生活を送れるようになり、返済が見込めることが総合支援資金の利用条件となるわけです。

最終的な自立を主目的とした制度なので、健康上の問題があるなどして今後の自立と返済が見込めない場合は申請が通らない可能性があるので、少し注意してください。

なお、具体的な融資の内容や金額は以下のように取り決められています。

貸付 概要 金額
生活支援費 生活を再建するまでの間に必要な生活費 原則3ヶ月間、月20万円まで
※最大12ヶ月間まで延長可能
※単身世帯は月15万円以内
住宅入居費 敷金・礼金など住宅賃貸契約を結ぶために必要な資金 40万円まで
一時生活再建費 就職活動や技能習得、家賃・公共料金などの一時立て替え、債務整理などに必要な費用 60万円まで

貸付利子は年1.5%とかなり低く、さらに連帯保証人がいれば無利子となります。

相談や手続きは市区町村の社会福祉協議会で受け付けており、利用にあたってはハローワークへの求職申し込みと職業相談を受けている必要があります。

無職でも借りられるという点は確かですが、無職状態を続けようとしているとダメ…と言う事です。ハローワークで実際に就職先を探し、「求職者支援資金融資要件確認書」などの書類が求められます。

また、職業訓練を受講することによって、「職業訓練受講給付金」の支給を受けることも視野に入るでしょう。

国の制度ということで必要書類も多く、手続きや審査に時間がかかる傾向があるので、利用を希望するのであれば早めに行動することをおすすめします。

自分の条件で制度の利用対象になるかどうかわからないという方も、まずは相談に行ってみましょう。

加入済みの生命保険でお金が借りられる!?契約者貸付制度

在職中に生命保険に加入していた場合、無職になっても継続している方が多いのではないでしょうか?

もしその保険が、終身保険や養老保険、学資保険などと言った解約返戻金のある積立タイプの保険であれば、『契約者貸付』という制度を利用できる可能性があります。

契約者貸付とは、解約返戻金を担保にして保険会社から融資を受けられる制度です。保険会社によって制度の内容は異なりますが、一般的には最大で解約返戻金の7、8割程度の借入が可能で、金利も5%前後とカードローンなどと比べても低めに設定されています。

保険を継続しながら一時的に融資を受けることができる、非常に心強い仕組みとなっています。

ただし、利用できるのは保険の契約者本人のみとなっているので注意が必要です。配偶者や子供であってもこの制度を利用して直接貸付を受けることはできません。たとえ被保険者や保険金の受取人に指定されていても、制度対象外となります。

なお、すでに契約している保険の制度を使って融資を受けるということで、あらためての審査は不要となります。

ただし、返済できなくなってしまうと保険解約に至る危険性があるので、その点は注意が必要です。また、契約者貸付制度の利用中に保険金が支払われる場合には、保険金と借入金額が相殺されて受け取れるお金が少なくなってしまいます。

自身が加入している生命保険だからこそ可能な貸付制度ですが、それゆえのリスクがあることも確認したうえで利用するようにしましょう。

また、生命保険は一時的に無職になっている人や、年金受給者でも新たに加入することが可能です。そのため、万が一の場合に備えて無職になったばかりの際などに生命保険に加入するのも良いでしょう。

契約者貸付制度でお金を借りるのに審査はありませんから、無職はもちろん、信用情報に傷がついた場合でも頼りになる制度です。

質屋なら無職もお金を借りられる

厳密にはカードローンのようにお金を借りるわけではありませんが、質屋を利用すれば無職であってもお金をつくることはできます。

「質入れ」といって、商品を質屋に預けて身分証を提示することにより、査定金額によってはお金を借り入れることが可能です。質入れでは担保として商品を預けるため、審査がなく信用情報や職業などを確認されることなくお金を借りられます。

ブランド品や家電・お酒など…売れそうな商品があれば、ブラック・無職でも借りれる方法として利用できます。ただし借りたお金を返済できなければ、「質流れ」といって預けた品物の所有権が質屋に移り、売却されるため要注意。

もちろん質流れの場合には取り立てや催促がなく、信用情報に傷がつくこともないため、無職であっても低リスクでお金を借りられますよ。

無職でも主婦、年金受給者、学生ならカードローンで借入可能!

無職でも安全に借りれるところは限られているということが解りました。しかも普通以上に時間がかかるため、至急お金が必要な場合は間に合わないかもしれません。

しかし同じ無職でも、状況によっては融資が可能なケースもあります。次に例外的にお金を借りれる無職のケースをご紹介しましょう。

専業主婦・年金生活者・内定者は借りれる?

無職と言っても、その状況は人によって様々です。

例えば専業主婦や年金生活をしている高齢者、あるいは学生などの方たちは、大きくカテゴライズすれば無職になりますが、その実態は失業して職がなく、収入もないというケースとは異なりますよね。

こうした無職・無収入でも一定の立場がある方の場合は、借入先さえ選べばカードローンを利用することができます。

具体的には、以下のようなパターンで借入先を見つけることが可能です。

ケース 借り入れ可能なサービス
専業主婦 配偶者に安定収入があれば利用可能な銀行カードローン
年金受給者 年金を安定収入として認めるカードローン
学生
※就職内定者に限る
内定者ローン

それぞれのケースについて、もう少し詳しく解説していきましょう。

配偶者に安定収入がある専業主婦は銀行カードローンを利用可能

無職・無収入のままカードローンが利用できるケースの中でも、最も借り入れのハードルが低いのが専業主婦です。

総量規制の対象外となる銀行カードローンであれば、法律上は収入がない方でも利用することができるものの、実際に審査を通るのは難しい…ということは冒頭の方でお伝えしましたよね。

その点、専業主婦の方というのは、自分自身の収入はゼロであっても、配偶者の収入によってしっかりと経済的基盤がある方が大半です。こうした観点から、銀行カードローンの中には『配偶者に安定収入があること』を条件として、専業主婦の利用を認めているところが複数見つかるのです。

これは、総量規制の制約を受けない銀行カードローンならではの強みと言えるでしょう。特に比較的、対応が柔軟なインターネット銀行では、専業主婦が利用できるカードローンが多い傾向があります。

ただし配偶者の収入をベースにして借り入れをする専業主婦の方の場合、自分自身の収入で借入をするよりはどうしても借入上限額が低くなります。

審査なしという訳にはいかないものの、少額の融資なら審査通過率は高くなるでしょう。

銀行によってはあらかじめ専業主婦の借入限度額の上限を50万円までと設定しているところもあるので、よく確認するようにしてください。

年金受給者OKのカードローンは年齢制限に要注意

年金受給者の方も、無職であっても比較的カードローンで借入がしやすいケースの1つに当てはまります。

年金は公共の給付金であり、一般的には収入として認めないカードローンが多いのが現状です。とはいえ、高齢化社会の日本では、退職して年金生活を送る方というのは増えていく一方ですよね。

そんな世情を受けてか、年金を安定収入として認めるカードローン会社が一部ではありますが出てきているのです。

この年齢制限はカードローン会社によって少なからず異なりますが、だいたい65歳~70歳前後で区切られる傾向があります。

今は年金の支給開始は原則65歳からとなっていますから、カードローンを検討するタイミングや利用する業者によっては年齢制限に引っ掛かって申し込みができないこともあり得ます。

年金受給者の方がカードローンを申し込む際には、必ず年齢制限を確認するようにしてください。

返済は就職後でOK!?就職内定者だけが利用できる内定者ローン

学生の方の場合、20歳以上でアルバイトなどで収入を得ていれば、通常の消費者金融や銀行カードローンでも借入ができるところが見つかります。中には学生ローンと言って学生に特化したカードローン商品を提供している業者もあります。

ただ、卒業間近になってアルバイトをやめてしまうと、卒業旅行などで増える出費に慌ててカードローンを申し込もうとしても、無職無収入なので審査に通らない…というケースがあるかもしれません。

そんな時に頼りになるのが内定者ローンです。

内定者ローンは、その名の通り就職内定者を対象にしたカードローンです。内定していなければ利用できないという制約がある代わりに、現時点で無収入でも借入ができます。

しかも、多くの内定者ローンでは就職して初任給が支給される月まで元金据え置きで利息のみの返済が可能になっているなど、利用者の状況に合わせた柔軟なルールを用意しているのです。

こうした内定者ローンは、主に地方の信用金庫や労働金庫と言った金融機関が取り扱っています。お住まいのエリアの信金、労金で提供がないか一度確認してみましょう。

ただし地方金融機関の取り扱いということで、対応エリア内での通学・就職でなければ利用ができないなどの条件が設けられていることがあるので注意してください。

また消費者金融のカードローンも、内定段階であっても与信が可能なケースもあります。

なお、利用にあたっては必ず就職内定を証明する書類の提出が必要となります。虚偽情報での申し込みは絶対にできないということは覚えておきましょう。

無職でもお金は借りられる!自分に合った借入方法を選ぼう

無職・無収入だと、探す前から借り入れができるカードローンなんてないだろう…とあきらめてしまっている方もいるでしょう。確かに、消費者金融などの一般的なカードローンでは、無職のままでお金を借りることはほぼ不可能と言わざるを得ません。

しかしその一方で、生命保険の制度を利用したり、あるいは国の支援を受けるなど、合法的にお金を借りる方法はちゃんとあるのです。

また、自分自身が無職であっても、主婦、年金受給者、内定済みの学生など属性や生活状況によっては、通常のカードローンを利用するという選択肢を持つこともできます。

無職でも確実にお金を借りたいと考えるのであれば、まずは自分がどんな状況にあり、どの方法を選べば無理なく借り入れができるのかということを、冷静によく検討することが大切です。

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