「こないだ引っ越しをしようと思って、賃貸マンションの審査を受けたんだけれども、審査が通らなかった」という友人がいました。確かに審査はありますが、落ちることなんてあるのか？と思っていました。
しかし現実に落ちてしまった人がいるのは事実です。ひとつになるのは友人が消費者金融を使っていたということです。これは賃貸の審査に大きな影響を与えるのでしょうか？調べてみましょう。
まず結論から言ってしまえば賃貸の入居審査と消費者金融の審査というのは全く別物、と思ってもらったほうがいいでしょう。実際に別物として取り扱われています。
消費者金融の審査は一般的に金融に関する点を見ています。例えば金融事故を起こしているとか、クレジットカードの支払が遅延しているといったようなものです。
これらのブラック情報、金融事故等がある場合に消費者金融や銀行系カードローンは「貸出できない」として申し込みをしても落とされてしまうというわけです。
一方の入居審査は居住に関するもので、金融に関する審査よりももっと単純・簡単なものです。見ているものといえば「この人はちゃんと家賃を払えるか？」くらいです。
家賃が払えるかどうかは定職についているのか？収入は安定してあるのか？といったところで借金について聞かれたりすることはありません。
そして保証人についても見られる事があります。ちゃんと働いている保証人かどうか？怪しい場合は審査に通りません。ただ、保証会社を使えばまず審査にパスしますから問題はないでしょう。
実は関係していそうで関係していないのが消費者金融の審査と賃貸マンションやアパートの入居審査なのです。ですのであまり気にしなくても大丈夫ですよ。
口コミやQ&Aサイトなどを見ていけば、賃貸の審査に消費者金融やカードローンを使っているけれども通った、という人の話をたくさん聞くことができるでしょう。
意外に多くの人が「消費者金融と賃貸の審査というのは関係しているんじゃないだろうか…」と考えていて、心配しているようですので参考になるでしょう。
例えば「消費者金融を使っていて怖かったけれども、賃貸に通った」という声は意外に多くあります。落ちた、という人もいますがそれはまた別の理由と考えたほうがいいでしょう。
更に詳しい話を教えてくれる人もいますが、消費者金融の信用情報というのは不動産関係者や大家さん、管理会社や仲介会社で調べられないという情報もあります。
これはその通りで、自分自身の信用情報は自分でなら見ることができますが、他人から見ることは難しいのです。だから心配する必要はないと多くの人が言っています。
消費者金融を使いながら引っ越ししている人は世の中に沢山いますし、引っ越しできない、賃貸の審査に通らないならこんなに多くの人が借入を利用することもないでしょう。
賃貸の入居審査をするときは消費者金融の審査とは全く違うところを見ていると言っていいでしょう。消費者金融と比較してみると次のようになります。
| 消費者金融 | 賃貸 |
|---|---|
| 収入・職業・現在の生活状況・過去の返済実績等 | 収入・職業・人柄や性格・保証人の質 |
このような違いがあると思っていいでしょう。収入や職業の面は同じ部分がありますが、それ以外は違っているというのがよくわかります。特に違うのは人柄を見ている部分でしょう。
この部分を見ている消費者金融は現在ほぼいません。中には変わったところもあり、面談によって借り入れができるかどうかを見ている業者もありますが、カードローン業界では少数派です。
しかし賃貸ではよく見られているのです。なぜか？それはご近所トラブルを防ぎたいということがあるからです。ご近所トラブルがあると、仲介業者にもマイナスになるためです。
例えば賃貸に入った人が実はトラブルを巻き起こしたとなればどうでしょう？紹介した賃貸業者は大家さんにも怒られるし、マンションやアパートに住む人からも評判が悪くなります。
こういった評判を落とさないためにも「この人は入居してちゃんと周りと上手くやっていけそうか？トラブルを起こさないか？」を見ないといけないわけです。
ですから仲介業者を使うときには必ず人柄や見た目を見ていると思って、態度よく接することがポイントになります。
では友人が賃貸の審査に落ちた理由は一体何なのでしょうか？説明してきましたとおり、消費者金融を使っているということが審査に落ちた理由ではないかと思います。
それ以外の理由が考えられるわけですが、おおよそ賃貸の審査に落ちる理由として考えられるのは以下の様なものではないかと思われます。
この3点のどれかが怪しいと思ってもらえば間違いないでしょう。
この3つの中でも性格上の問題というのが一番難しい部分です。収入や職業の部分はさほど問題はありませんし、数値で見えるのでそこまで厳しくはありません。
保証人も親や兄弟だったら働いていれば問題ありません。また保証会社を使うという方法もありますから、そこまで大きく影響はしないでしょう。
しかし性格上の問題だけはわかりません。仲介会社が「これはダメだ」と思ってしまえばそれで借りられないですし、大家さんに嫌われても借りる事ができません。
こればかりはどうしようもないので、諦めて他の賃貸物件を他の仲介会社を使って探すようにした方がいいでしょう。できるだけ行儀よく対応をすることをおすすめします。
もう一つ、可能性があるとした場合は消費者金融と同じように支払いの遅れが今までにあったということです。
大家さんや管理会社にもよるのですが、こういうことをずっと続けているようであれば、悪評が回ってくるのでまず借りられないようになる可能性が高いでしょう。
管理会社が一緒であれば、その人はブラックリストに載る可能性もあります。あまりにも支払いが遅い、支払いが適当だというような場合には注意が必要です。
もちろんちゃんと遅れた分は支払って、遅れないように今後は支払うようにしていけば問題はありません。これも消費者金融と似ている部分かもしれません。
賃貸も消費者金融も支払いの遅れはご法度です。遅れないようにすることが信用につながり、信用に繋がると審査に落ちにくくなるというわけです。
ちなみに消費者金融をメインにご説明してきましたが、銀行系カードローンでもクレジットカードでも同じと思っていいでしょう。
つまりクレジットカードの審査に落ちた、という人でも賃貸の審査に通るということです。銀行系カードローンならなおさら落ちた人も多いのではないでしょうか。
それでも気にせずに賃貸の審査を受ければいいでしょう。賃貸の場合は通る可能性も高いでしょう。銀行系カードローンやクレジットカードを使っている人も気にしなくてOKです。
最近は消費者金融よりもクレジットカードや銀行系カードローンのほうが借入も増えてきているので、心配な人も多いでしょうが心配する必要はないのです。
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