手持ちが少ない、心もとない……そんな時に考えるのがキャッシング。使い慣れてしまえば手軽、気軽に借りられるものですが、初心者には中々ハードルが高いもの。
特に、お金を借りるとなると、何となく怖いイメージを持ってしまうこともありそうです。借りようとした会社があっても、ネットの口コミで悪い評判を見てしまうと迷うのも仕方ありません。
お金を借りるなら、安心、安全な会社で借りてみたいもの。そんな借入先を探すには、どんなコツがあるのでしょうか?
まずはお金を貸してくれるところを把握しておきましょう。そんなの分かってるよ! と言われそうですが、うっかり間違えていることもあります。最悪なのは闇金を闇金と見抜けない時のこと。そんなことのないように、各種金融機関の特徴を抑えておきましょう。
お金のやり取りをメインとした業種なら、この3つが代表的です。どれも聞いたことがあるのではないでしょうか。特に銀行、消費者金融は、個人への現金の融資ということには自信を持つ金融機関です。
信販会社もクレジットカードなどで現金を動かす会社ですが、ダイレクトに現金をやり取りすると言うよりも、ショッピングの時にお財布代わりに使う人が多いようですね。
ダイレクトに元気をやり取りするのなら、銀行と消費者金融が向いていると言えます。どちらも個人向けの融資が充実しており、実際に使う時、どちらが良いのか迷ってしまうかもしれませんね。
銀行は個人への融資商品を数多く取り揃えています。大きなものでは住宅ローン、カーローンなどがありますね。個人として手軽にすぐに利用できるのは、大抵は銀行の名前を冠したカードローン商品として売り出されています。
消費者金融は、何よりも個人への少額融資に特化した金融機関です。銀行のカードローンと違い、キャッシングという融資方法を取っています。
カードローンとは、融資申し込みの手続きをすると、希望額を申込者の銀行口座に振り込みます。お金を使う時は口座から引き出すことになります。口座にしっかり記録を残したい人にはうってつけです。
対してキャッシングは、専用のATMから直接お金が出て来るため、口座を通してのワンステップを省けるという、スピーディに使いたい人にはぴったりの方法です。
金融機関 | 融資方法 | 返済方法 |
---|---|---|
銀行 | カードローン | 引き落とし 指定口座振り込み |
消費者金融 | キャッシング | 引き落とし 専用ATMからの振り込み |
返済の方法も、似ているようで違うものになっています。特に消費者金融の「専用ATM」ですが、これは街中で見かけることができます。専用ATMを持っているのは大手の消費者金融となっています。中小の消費者金融では、指定口座振り込みが多いようです。
お金を借りるなら、どうしても安全に借りたいと思っている人は多いことでしょう。誰だってそうですよね。では、銀行と消費者金融はどちらがより安全なのでしょうか。
利用しやすいというのは、まずは審査に通らなければ分かりません。とはいえ、初心者は過去にキャッシングやカードローンの利用がないため、同時に金融関係のトラブルがないと言えます。ということは、審査に通りやすいということになります。
初心者が経験者よりも審査に通りやすいのは、暗黙の了解のようなものです。何しろ、クレジットヒストリーがまっさらなわけですから、審査で跳ねる理由がないわけですよね。
クレジットヒストリーとは、その人のお金の貸し借りに関する経歴のことです。過去に借りた会社、金額、返済時の態度など、かなり詳しく記録されています。
他にも細かい情報があるものの、おおむね、この四つの記録が重要視されます。審査の時には各金融機関がこの情報を参照し、貸せる相手かどうかを判断するわけです。
まったくの初心者であれば、過去の金融情報は一切ありません。信用情報を調べようにも無理があります。とはいえ、まったくの初心者ではなく、多少のお金のやり取りを経験したことのなる人であれば、高確率で情報が残っていると考えて下さい。
情報が残っているのは信用情報機関です。過去に利用した金融機関によって、情報が保管されている機関が違ってきます。
信用情報機関名 | 参照業種 | 加盟会員数 |
---|---|---|
全国銀行個人信用情報センター | 銀行・信金・信組・農協系 | 1400社強 |
株式会社 シー・アイ・シー | 信販会社 | 1000社強 |
株式会社日本信用情報機構 | 消費者金融 | 1400社強 |
これからカードローンやキャッシングを考えている人は、利用すると、これらの機関のどれかに記録が残ることになります。悪いことだけではなく、良いこと(順調な返済など)も記録されますので、信用を残る形で積み重ねていくことが可能です。
銀行と消費者金融、一体どちらにすればいいのか迷ってしまう人もいるでしょう。どちらもメリットとデメリットがありますので、自分が優先したい項目を認識することも大切です。
金融機関 | メリット | デメリット |
---|---|---|
銀行 | 金利が低い 社会的認知度が高い |
審査が遅い |
消費者金融 | 審査が速い 融資・返済が手軽 |
金利が高い |
銀行と消費者金融のメリット、デメリットは、おおむねこのようになっています。あなたが優先する項目は何になるのでしょうか。
お金を借りる時、金利が低い方がいいと言うなら、何はともあれ絶対に銀行です。銀行の金利は他の金融機関から借りるより、圧倒的に低いことで有名です。
とにかく安く、と言う人は、借りるまでに時間がかかったり、審査が少し厳しいとしても、銀行を狙ってみると良いでしょう。
銀行のカードローンは、返済も手軽に利用することができます。何といっても銀行ですし、そもそもカードローンは口座を通しての融資です。指定口座に毎月一定額を入れておけば、支払日に自動的に引き落とされます。
これなら忘れることもないですし、簡単ですね。お給料の受け取り口座にしておけば、返済額が不足するということも滅多にないでしょう。
また、カードローンの中には、口座残高が不足した時、自動的に融資してくれる商品もあります。万が一に備えて、そういった商品をセットしておくのも良いかもしれませんね。
銀行にも様々な種類があります。世界に名だたるようなメガバンクに、地元で有名な小規模な地方銀行。このどちらの銀行のカードローンが、より自分に合っているのでしょうか。
どちらも魅力的と言えば魅力的です。メガバンクのカードローンの内容は充実しており、そのサービスもかなり細かいものと言われています。海外で使えるものもありますね。
対して、地方銀行のカードローンは、生活に密着したタイプが多いと言われています。公共料金の引き落としに利用すると特典がついたり、ポイントが溜まったり、小さいながらも嬉しいサービスも。
どちらが良いかは、やはり自分が何を優先したいかで決定すると良いでしょう。どちらも欲しい! と言う人は、まずはひとつに定めて、カードに慣れたらもうひとつに申し込んでみてはいかがでしょうか。
消費者金融の利点は、とにかく審査が速いこと。当日の昼までに申し込みをすると、なんと、その日の夕方には審査結果が通知されるという会社もあるほどです。
急いでいる時の借り入れには最適ですし、初心者でも面倒なことは一切ありません。スピード性を求める人は、銀行よりも消費者金融が向いているでしょう。
初心者が消費者金融を使うなら、やはり大手がお勧めです。テレビのCMなどで見たことのある人も多いでしょう。大手の消費者金融は、初心者でも分かりやすく、親切に対応してくれます。
また、大手の消費者金融の特徴として、専用ATMが日本全国に設置されているということが挙げられます。専用ATMは融資と返済が簡単にできるようになっているので、わざわざ店舗に足を運ぶ必要もなく、必要な時に必要なだけ、キャッシングをすることができるのです。
審査が速く、借り入れと返済もスピーディで簡単なのが消費者金融です。快適性を求めるのなら、大手の消費者金融を利用してみることが安心に繋がりそうですね。
昔の怖いドラマで、返済に遅れてしまった主人公のもとへ、金融業者から怖いお兄さんが取り立てに来たシーンを見たことがありませんか? もしかすると、今もそんな人がいるかもしれない……と思っていたりしませんよね? そんなことは絶対にないので安心しましょう。
これは消費者金融が守る法律、貸金業法に定められた決まりです。そう、法律で定められたわけですから、破るわけにはいきません。安心してお金が借りられますね。
とはいえ、返済に遅れるのは良くないことです。もしも遅れそうだと分かったら、事前に消費者金融側に連絡しておきましょう。何日であれば返済できます、いくらだったらすぐ返せます等、誠実に対応すると、あなたのイメージもそこまで悪くならないはずですよ。
消費者金融を利用する時、少し気を付けて欲しいのが、消費者金融を装った闇金です。闇金とはいわゆる違法業者で、法外な金利を設定して高い利息を取ったり、無理に貸付を行ったりすることがあります。
安全に借りるには、自分の希望がどんなものかをよく考えるのが一番です。どんなにたくさんの金融機関があっても、絞っていけばそれほどの数でもないはず。自分に適した借り方を見つけて下さいね。
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