『ブラックリスト』になってしまうと、ほとんどの融資審査に通りません。多くの人が求めるカードローンから住宅ローンまで組めないため、人生設計にも多大な影響があります。
「ブラックリストになってしまうと、一生借りられないの…?」と不安になるかもしれませんが、ずっとそのままではありません。ブラック状態もいつかは終わるため、その後は普通に申し込めます。
このブラックリストはいつ終わるのか、そして対策はあるのかどうか、詳しく触れていきましょう。
カードローン未使用でも知っている人の多いブラックリストですが、具体的にどんな影響があるかはご存じですか?
以下、ブラックリストにて制限される代表的な内容です。
カードローンのような現金融資以外に、今では生活必需品にもなっている携帯電話まで契約できないのは、かなりの痛手ですね。
携帯電話は本体を一括で支払うことで契約できるものの、実は一括だと機種代金だけで10万円を超えることも多いため、かなりの負担に感じるでしょう。
こうしたブラックリストはいつ終わるのでしょうか?次項から詳しく説明いたします。
ブラックリストに関する情報は『信用情報機関』に保管されており、その期限が終了すればブラックリストも終わるでしょう。
信用情報機関は金融業者の種類で分かれており、情報の保管期限は以下をご参照ください。
銀行は全体的に保管期限が長く、融資審査の厳しさがこちらにも反映されていますね。
ブラックリストの原因になりやすい延滞で見れば、最短で1年ほどで融資が受けられるでしょう。
「ブラックリストの期間は終わっているはずなのに、審査に落ちてしまう…」こうした悩みがあるのも事実で、そんな場合は以下の理由を疑うべきです。
特に気をつけたいのが『ブラックの原因にもなった会社への申し込み』で、延滞や自己破産をした際に使っていた会社は、個別で危険人物を保存しているでしょう。
延滞や自己破産を行うと、その金融業者に対して被害を与えたことになりますよね?そうなると、信用情報機関に残された履歴だけでなく、自社内でのみ使う『危険人物リスト』を作るのも自然で、この場合は一生取引ができない可能性もあります。
また、ブラックリストの期間が終了すると今までの融資履歴がほぼ完璧に消えるため、「この年齢になるまで一切履歴がないのは怪しい」と思われやすいのです。
ブラックリストでなくなっても、融資の申し込み先はしっかり選びましょう。
ブラックリストになってしまったら、前述のように期間終了まで待つのが無難です。ただ、医療費や教育費などの『支払えないことで生活に大きな支障が生じるケース』なら、ブラックリストかどうかなんていえませんよね?
もしもブラックリスト中でも融資を受けたいなら、審査への対策として『中小消費者金融』の利用を検討しましょう。
金利や限度額はやはり大手に劣るし、一部の会社は特定地方でしか使えないなど欠点もあります。しかし、『ブラックリストでも借りられる』という点については、非常に頼れるでしょう。
なお、中小消費者金融でも安全に使える有名どころとしては、以下がおすすめです。
これらの中から選べば、ブラックリストにつけ込んでくる闇金を回避できます。
ブラックリストにも優しい中小消費者金融ですが、絶対に融資してくれるとは限らず、むしろ普通の人に比べて通りにくいのは否定できません。
たとえば、ブラックリストに加えて以下のような状態なら、中小消費者金融でも審査に落とすでしょう。
中小消費者金融が貸すのは『返済能力を有する人』だけであり、ブラックリストでも返せる見込みがあれば貸してくれますが、そうでないなら絶対に貸しません。
もしも自分自身が「今借りると返済がきついかも…」と思うのなら、融資は控えるべきでしょう。それでも借りないと生活できないほど困っているなら、公的なサービスを相談するほうが早いですね。
ブラックリストの特性を見れば気付きますが、なってから慌てるよりも、『いかにしてブラックリストを回避するか?』のほうが重要です。
特にカードローンは利用者が多い反面、ブラックリストの原因を作りやすいアイテムだといえます。一枚あれば便利なのは間違いありませんが、申し込む前に『ブラックリストを回避するコツ』を学んでおきましょう。
カードローンの返済方式はたくさんありますが、ATMからの振り込みだとうっかりミスで忘れやすいです。常にお金が入っている口座からの引き落としにしておけば、少なくとも毎月の支払いは安定するでしょう。
また、カードローンはいつでも好きな金額を借りられるため、無駄遣いで困る人が非常に多いです。融資を使うときは「お金を借りないと本当に困るのか?」を自問し、不要なら節約も兼ねて見送りましょう。
利用者の多さゆえにカードローンこそブラックリストの要因と思われそうですが、『お金を借りる行為全般』も関係するのは意識していますか?
現金が手元に来る融資以外は勘違いしやすいので、以下のようなサービスでもブラックリストになり得るのを理解しておきましょう。
特に現代で注意すべきは『携帯電話の月額料金』で、ブラックリストになると契約できないと説明したように、契約後に月賦料金を延滞するとブラックリストになります。
若年層に増えてきたブラックのケースですが、これを回避するなら『先に本体代だけ支払う』という手もあります。お金に余裕がないと難しいものの、年間契約での支払総額は同じなので、損はしません。
一般に浸透しているブラックリストという呼称ですが、実は『正式な金融用語ではない』のは多くの人が知りません。
金融事故というのは、金融業者に損害を与える行為全般を指します。延滞や自己破産でブラックリストになるように、どんな行為が金融事故なのかはすぐに分かりますね。
ブラックリストは正式な金融用語ではないから、銀行や消費者金融はまず使いませんし、こちらが「ブラックリストってなんですか?」と尋ねても答えにくいでしょう。
もしもブラックリスト中に融資の相談をするなら、「延滞したことがあって…」とか「金融事故があるんですが…」といったように、正しい言葉で会話するほうがスムーズです。
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