カードローン会社選びでややこしいことのひとつは、やはり「利息」ではないでしょうか。利息が安いところで借入したい!というのは、誰しもが思うことですよね。
しかし、カードローン会社にも種類が多くあり、利息もバラバラ!一見利息が高かったとしても、総合すればお得なカードローン会社もあり、選ぶのに迷ってしまいます。
また、いくら利息が安くても、怪しい会社に出会ってしまったら危険ですよね。安心して、さらに安く借入できる会社を選ぶためにはどうしたらいいのでしょうか。
この記事では、安全かつ安いカードローン選びの結論を公開します。あなたのカードローン選びがうまくいくように、ぜひご覧くださいね。
カードローン会社には、2つの種類があります。ひとつは、銀行のカードローン。もうひとつは、消費者金融会社のカードローンです。
利息のことだけを考えれば、銀行の方が安いです。詳しく解説します。
銀行といってもたくさんの種類がありますが、おおざっぱにまとめてみます。だいたいのところ利息は高くて14パーセント程度だと思っておいてください。
ただし、これは、あくまで初めて申し込みした人で、一般的な収入の場合の、スタート時の利息です。収入が高かったり、職業が信頼感のあるものだったりすれば、最初からもっと利息が安い場合もあります。
そもそも、カードローン会社の利息には幅がありますよね。たとえば、三井住友銀行カードローンの場合「4.0~14.5%」というふうに宣伝しています。10パーセント以上も差がありますね。これはどういうことなのでしょうか。
これ以下であれば、ある程度自由に、会社側が利息を決定できます。ですので、正規の消費者金融会社や銀行は、20パーセント以下の利息を設定しているのです。
利息は、借入金額によって異なります。たとえば、とある信用金庫のカードローンでは、100万円を超える融資限度額だった場合の金利は12パーセントで、200万円以上だと10パーセント、というふうに、限度額が高くなればなるほど設定する利息は低くなっています。
ほとんどのカードローン会社も、明確に宣伝はしていないものの、同様です。限度額が上がれば上がるほど、利息は安くなります。
限度額を上げるには、カードローン会社に信頼されなければなりません。つまり、良いお客さんと判断された方が、安い利息をゲットすることができるのです。
カードローンの利息に幅があるのは、お客さんによって利息がまったく違ってくるからなのですね。
消費者金融会社の利息は、銀行ほどは幅がありません。最大で18パーセントの会社がほとんどです。ただ、最低金利には多少の幅があります。
大手消費者金融会社の場合、銀行と同様にひとケタ台の金利から最大で18パーセントというところが多いです。たとえば、アコムの場合、「3.0~18.0%」です。先ほどの三井住友銀行カードローンと同じくらいの最低金利ですよね。
他の大手消費者金融会社も同様です。しかし、中小の消費者金融会社では、14パーセントから18パーセントくらいというところも多いです。
それは、大手と中小の資本金の違いでもあります。大手消費者金融会社では、最大限度額が500万円が一般的です。めったにないことではありますが、大手から借りれば最大で500万円は借りられる可能性があるのです。
一方、中小だと、多くて100万円くらいが相場です。500万円の限度額の場合、最低金利が適用されますが、100万円であれば利息は10パーセント前半くらいでしょう。ですので、資本金の少ない中小の消費者金融会社では、利息がそこまで低くないのです。
銀行と消費者金融会社を比較すると、4~5パーセントほど銀行の方が低金利です。もし10,000円を1年間借りれば、単純計算で500円ほど金利に差が出るのですね。
銀行といっても、種類があります。
これらの銀行の中で、利息が安いのはどこなのでしょうか。
都市銀行と定められているのは5行。三井住友銀行・三菱東京UFJ銀行・みずほ銀行・りそな銀行・埼玉りそな銀行です。大手銀行カードローンといえば、まずはこの5行ですね。
しかし、地方銀行や信用金庫にも、優れたサービスを持ったカードローンはたくさんあります。数え切れないほどあるので比較がなかなか難しいですが、地域に則したサービスを行うのが地方銀行の特徴のため、あなたの勤務地や居住地の銀行をチェックしてみるのが良いでしょう。
都市銀行と地方銀行・信用金庫では、利息はそこまで変わりません。借りられる条件や即日融資できるかどうかなど、サービスに差はあるものの、利息自体は大した違いはないのです。
ところが、ネット銀行の場合、急に利息が安くなります。
ネット銀行は、店舗を持たずにインターネット上で経営している銀行です。第三の銀行とも言われ、最新サービスを行っています。代表的なネット銀行は以下です。
これらの銀行では、店舗のある銀行と同様に、預貯金の他様々なローン商品も扱っています。カードローン商品も多数あります。
ネット銀行は、インターネット上ですべての手続きをして、コンビニや提携都市銀行のATMで現金を扱うという特徴があります。店舗を持たずに営業できるため、人件費や店舗維持費を節約できて、その分サービスを充実させることができるのがネット銀行のメリットです。
以上の特徴から、預貯金の金利も、都市銀行よりもケタ違いに高いのがネット銀行です。また、カードローンの利息も安いです。都市銀行や地方銀行よりも低い会社もあります。
中でも、住信SBIネット銀行「Mr.カードローン・プレミアムコース」の利息は大変に安いです。その利息、なんと「1.99~7.99%」。ひとケタ台というだけでも驚きなのに、最高でも8パーセントというのはびっくりですね。
他のネット銀行も、最低金利が3パーセント台のところもあり、全体的に利息は安めです。ただし、ネット銀行にもいくつか注意しなければならないこともあります。以下にまとめました。
ネット銀行はまだ新しめの銀行形態なので、サービスがよく変わります。店舗のある銀行に比べると、インターネット上でのシステムなので、変えやすいのかもしれません。
また、審査基準も銀行によってあいまいだという体験談も多く出ています。正社員や公務員でないと通らないのか、それともアルバイトや主婦の方でも通るのか、など、どんな立場の方が審査に通りやすいのか、はっきりしないのです。
ネット銀行だからすべての会社が低金利!というのは間違いです。消費者金融会社並みの利息を取るところもあります。比較するのは、都市銀行や地方銀行よりも手間がかかるかもしれません。
銀行のカードローンは低金利だということを説明致しました。それなら、絶対銀行のカードローンを利用しよう!と思うかもしれませんね。
しかし、ちょっと待ってください!もしかしたら消費者金融会社の方が利息を安く借りられる場合もあるのです。それは、消費者金融会社にはキャンペーンがあるからなのです。
利息が「0パーセント」だとしたら、どんな低金利のカードローンにも負けませんよね。無料でお金が借りられるということですから、それ以上安く借りることはできません。
消費者金融会社にあるキャンペーンを利用すれば、無利息でキャッシングできるのです。無利息キャンペーンのポイントは、「期間限定」ということと、「初めて利用する方限定」ということです。
無利息期間キャンペーンのある消費者金融会社はこちら。カッコの中は、無利息期間が適用される日にちです。
プロミスの場合は、契約した日からではなく「初めてお金を借りた時」から数えて30日間無利息が適用されます。アコムでは契約した日からなので、お金を借りなかったとしても30日間は過ぎてしまえば終わりです。
一方、プロミスでは、メールアドレス登録・ウェブ明細利用登録が、無利息期間が適用される条件です。アコムはそのような条件はありません。
銀行の中でも、珍しいですが無利息期間のあるところもあります。「新生銀行・レイク」と「ジャパンネット銀行」です。
レイクは、かつては新生銀行グループの消費者金融会社だったのですが、現在は新生銀行そのもののカードローン商品名になっています。ですので、銀行なのにもかかわらず、消費者金融会社並みのサービスがあるのです。
無利息期間が2種類選べるのはレイクだけです。「180日間」という長い期間には驚きですよね。その秘密は、無利息で借りられる金額の上限を低めに設定していることです。
ジャパンネット銀行は、ネット銀行にしては利息が高めで、上限が消費者金融会社と同じ18パーセントです。その分、無利息期間があります。
総合して利息の安い銀行と、無利息期間のある消費者金融会社では、どちらがお得なのでしょうか。それは、あなたのカードローンの利用方法によります。
無利息は期間限定なので、借りてすぐに返済するという場合、また、一度だけキャッシングしたい場合は、無利息期間を利用した方がお得でしょう。
急な冠婚葬祭や、お給料日前のピンチなど、数万円程度で返済できる日が確実な場合は、消費者金融会社を利用した方がお得です。
一方、ある程度まとまった金額を長期間借りたい場合は、もともとが低金利の銀行で借りた方が長い目で見るとお得です。カードローンを一度使うと、便利なので引き続き使いたいという人は大変多いようです。
そのように考えると、一度限りの利用だと思っていても、結局銀行の方がお得になる場合は多いかもしれませんね。
利息の安さを追い求めるのは当然のことですが、注意しないと、恐ろしい目に遭うこともあります。ヤミ金融や悪徳業者に出会ってしまうと、貴重なお金も時間もムダになってしまいます。
「お金を借りられたらどこでも同じ」と考えているあなたは危険です。あまりに安い利息で融資しますという宣伝文句を見かけたら、もしかして闇金かも、と疑ってください。
特に、「利息ナシ」「審査ナシ」など、大変にお得に見える宣伝文句はほぼ100パーセントヤミ金融です。ヤミ金融は、大手消費者金融会社や銀行のカードローン審査に通らないブラック扱いの方を狙って宣伝します。甘い誘い文句にフラフラと寄せ付けられてしまうことを狙うのです。
ヤミ金融は「トイチ」「トゴ」など、実際は非常に高い利息を取ることでも有名ですよね。宣伝によると、利息が5パーセントで非常に安い!と思ったら、実はそれは「年率」ではなく「一日に5パーセント」だった!なんてことがあるのです。
ヤミ金融は法律を無視するので、思ってもみないような恐ろしい手口であなたの近くに潜んでいます。美味しすぎる話があれば、必ず疑ってかかりましょう。
大手消費者金融会社ならば名前が知られていますからある程度安心できますが、中小の消費者金融会社とヤミ金融は、パッと見て区別がつきづらいです。
中小の消費者金融会社は、きちんと届け出をしてかつ優良会社のところもありますから、ヤミ金融かも?と思って避ける必要はありません。ヤミ金融かどうか調べるには、口コミ情報を集めるのが有効です。
口コミ情報があまりにもない、もしくは、大手ではないのにあまりに良い情報ばかりがある場合は、ヤミ金融である可能性が高いです。後者の場合は、口コミをねつ造してお客さん集めをしているかもしれません。
利息が安いのは誰もがうれしいことではありますが、その心理を利用して、詐欺をはたらく会社には絶対に関わってはなりません。そのためには、利息が安いからといってすぐに飛びつかずに、情報を事前に可能な限り集めるのが大切です。
利息が安いのみならず、サービスも充実しているといえば、やはり大手のカードローン会社です。サービスと利息のバランスを大事にしないと、結局、損してキャッシングしてしまうことになってしまいます。
迷ったら、まずは大手に申し込みしてみましょう。大手の中で比較してあなたに合ったカードローン会社を選ぶのが、カードローンで結果お得に借りるコツなのです。
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