例えば銀行系カードローンの一つに申し込みをするとします。すると申し込み内容は提携している保証会社の消費者金融業者に伝えられることになります。そして消費者金融業者が審査を行い、キャッシングサービスの提供の是非を判断するのです。確かにこの方法であれば申込者は銀行に申し込みをしていたときのような煩雑な手続きと提出書類を求められることはないでしょう。
しかし、同時にやっかいなことも起こります。つまり保証業務を受託している消費者金融業者は銀行のカードローンを利用している利用者の情報を共有することになるのです。では、すでに保証業務を受託している消費者金融業者のカードローンを利用中であれば、どのようなことになってしまうのかを想像することは容易でしょう。それまでの利用経歴を保証会社はすでに社内情報として保有しているはずだからです。
日本にある個人信用情報機関に記録されるデータはすべてではありません。時と場合によって、業者の判断によってデータ登録を容赦されている場合もあるのです。しかし、社内情報の場合は少し事情が異なります。つまり一度二度の返済支払いの情報であったとしても、そこにはすべての履歴が残っている可能性があり、審査に際してはそのような履歴を参照することは間違いないことなのです。
よほど誠実にキャッシング・ローンを利用してきた、一度たりとも返済期日に遅れたことはないという人であれば、そのような審査はむしろ歓迎できるかもしれません。しかし、世の中にはそれほどの人も少数派かもしれないのです。そのような場合、審査に通ることは極めて難しいという結論になってしまうでしょう。
このことはすでに銀行系カードローンを持っている方が消費者金融業者の利用を考える場合もそのまま当てはまります。つまり銀行カードローンの保証業務を受託していない消費者金融業者を選ぶことの方が圧倒的に気がラクだということです。さらに消費者金融系カードローンには総量規制の対象であるということを計算しなければなりません。つまり銀行系カードローンの利用限度額を加えて100万円以下の利用になるということです。
一度設定された利用限度額は未使用金額分も含めてローン可能金額として総量規制の計算対象になります。ですから、50万円の銀行系カードローンをすでに所持していれば、消費者金融で利用申し込みできるのは50万円以下だと考えたほうがよいでしょう。収入によってはそれ以下の限度額で考えるべきかもしれません。もっとも消費者金融業者の利用は少額キャッシングが基本ですから程度を守ればあまり問題にはならないでしょう。
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