消費者金融の上限引き上げは可能！？その方法教えます

消費者金融を利用するにあたって、いくらでも際限なくお金を借りることが出来る、利用することが出来ると考えている人はさすがにいないでしょう。お金を借りるにあたって、利用できる金額は上限が決められています。この上限を超えないように計算しながら利用しなければいけませんし、上限を超えた利用をすることは出来ません。

この上限金額は消費者金融によっても違いますし、同じ消費者金融を利用している人の間でも違うものになっています。どういう人が高い上限になるのか、一度決められた上限を引き上げたいときは可能なのか、可能であればどうすれば良いのか、そんな消費者金融の利用上限金額について紹介しましょう。

利用上限金額の設定基準とは

利用上限金額というのは、申し込みをした消費者金融の基準によって設定されます。申し込み者の年収だけではなく、金銭トラブルの有無などをチェックして利用限度額は決められるんですね。どの年収ならいくらの限度額で利用できるのか、それはその人の年収以外のスペックによっても大きく変わってきますから、いくらの年収＝いくらの限度額と示すことは出来ません。

しかし、利用上限金額が低くなってしまう人には一定の傾向があります。消費者金融が限度額を決める基準は非公表となっていますので具体的に知ることは出来ませんが、「信用できる人物には多くの利用限度額の設定も可」と考えていることは確かです。

信用できる人物だと判断してもらうようにする必要があるわけですが、逆に信用できない人物だと判断され限度額が低くなってしまう要因を知っておけば、ある程度対策出来るかもしれませんよね。

• 収入が不安定
• ブラック
• クレジットカード支払い遅れがたびたびある
• すでに複数社の利用・契約がある

この条件に当てはまるようであれば、利用限度額が低く設定されてしまう可能性が高くなります。毎月コンスタントに返済することが出来るだけの収入がなければ返済に滞りが出てしまう恐れがありますので、大きな金額を貸すことは出来ません。ブラックだときちんと完済できなかった前科があるという事ですから不安視されてしまいます。

消費者金融の利用審査時には信用情報をチェックしますが、クレジットカードの支払いに遅れが出ている様であればそれも不利になってしまいます。今は利用してしなかったとしても、すでに他社と契約している状態であればその限度額も加味した上で限度額が設定されます。それは、返済能力に不安が出るという事もありますが、総量規制も関係しています。

総量規制がある以上、年収の3分の1までしか借りることが出来ないことになります。この制限は消費者金融1社1社で決められるものでは無いんですね。複数の消費者金融を利用している場合、その利用限度額の合算限度額が総量規制をオーバーしないようにしなければいけないわけです。ですから、すでに他社の利用があれば利用限度額は低い設定になってしまう事は避けられないんですね。

各消費者金融の利用限度額

利用上限金額については消費者金融それぞれで最高金額を決めています。どれだけ信用できる相手に出会い、その相手の収入がどれだけあろうとも、その金額を超える利用は出来ないというものです。また最低利用金額も消費者金融それぞれで異なっています。いくつか消費者金融を見てみましょう。

有名大手、中小の消費者金融をいくつかピックアップしてみましたが、消費者金融によって利用できる金額が異なることが分かるでしょう。特に利用上限金額については200万円のところ500万円のところでは大きく違いますよね。500万円まで借りることが出来る可能性があればそちらを利用したい、そう考えるかもしれません。

ですが、消費者金融を利用するときには総量規制を考慮しなければいけません。いくら利用できる金額の設定が大きくても、自分自身の収入がその金額の3倍以上なければ利用することは出来ないんです。500万円の利用限度額にしてほしい場合、最低でも1,500万円の収入が必要になります。

また、もしあなたの収入が600万円だとすれば、借りることが出来る金額は最高でも200万円です。つまり、利用限度額最高200万円の消費者金融を利用しても構わないということになります。利用可能限度額を消費者金融選択の目安とするのは的確なものではない場合もある、という事は把握しておかなければいけませんね。

上限引き上げ方法はさまざま！

利用上限金額の引き上げは、多くの消費者金融で対応してくれます。ただ、その引き上げ方法は消費者金融によって違います。いくつか代表的な引き上げ方法を挙げてみましょう。

• 電話で申し込む
• インターネットで申し込む
• ＡＴＭから申し込む

基本的には担当部署に電話をして手続き方法を教えてもらうというのが確実でしょう。もし、利用している消費者金融が公式のウェブサイトを持っていれば、そこに質問と回答という形で上限引き上げの方法が記載されていることもあります。問い合わせ先について記載されていれば、そこに問い合わせてみましょう。

インターネットで申し込みが出来るのは、公式ウェブサイトに会員ページがある場合ですね。会員ページは簡単な情報変更や利用状況の確認が出来るだけではなく限度額の引き上げ申請が可能となっている事もあります。電話をする必要がなく、ウェブサイトであれば24時間いつでも申請することが出来るので便利です。

会員ページがあれば、自分が限度額を引き上げることが可能なのかどうかという情報を確認することも可能です。限度額の引き上げは申請すれば認められる、対応してもらえるというものではありません。自分が限度額引き上げの条件に見合っているのか、それを確認することも必要なんですね。

引き上げ方法は面倒な手続きが必要ということはありません。書類の提出が必要な場合も、記載項目は多くないことがほとんどですので引き上げを希望するのであればまずは問い合わせをしてみましょう。

引き上げにはクリアすべき条件が

上限引き上げは誰でも可能なわけではない、ということはお伝えしましたが、具体的にどのような条件が必要なのか簡単に見てみましょう。もちろん、これらの条件を満たしていれば確実に増額が認められるという事ではありません。ただ、これらの情報を満たせていなければ増額が難しいというのは事実ですので、参考にしてみてください。

• 利用実績がコンスタントに1年以上ある
• 返済遅れをしたことがない
• 消費者金融利用だけでなく、クレジットカードの支払いも
  遅れたことがない

これらの条件は、利用可能な金額が増えたとしても継続してしっかり返済出来ることを判断するために必要なものです。すでに返済に遅れが出ている様であれば、金額が増えたときにしっかり返済できるかどうかは怪しいものですよね。しっかり返済できると判断された人のみ上限引き上げは認められるのです。

利用実績が1年以上必要なのは、1年未満であれば毎月の返済が滞りなくできるかどうかを判断するには期間が短いという理由です。月によって収入・出費に変動があるかと思いますが、どの月に利用してもしっかりと返済することが出来ているということを証明できれば、上限引き上げを認めてもらう事が出来る可能性も高まるという事です。上限引き上げを希望すると審査を受けなければいけないということは把握しておきましょう。

自分の上限を引き上げることが出来るかどうか、申込んで審査を受ける前にある程度把握しておきたいですよね。そういうときは、電話で問い合わせをしてみる、もしくは会員ページやＡＴＭで引き上げ可能かどうかを調べてみるという方法があります。電話では教えてくれないこともありますが、「まだ引き上げ可能な状況とはなっていません」という事を教えてくれることもあります。ただし、その際はどの点が不足しているのかということまで教えてくれるものではありません。

会員ページやＡＴＭは、限度額引き上げの項目があればそこをチェックすることで上限引き上げが可能なのか、引き上げ後はいくらになるのかということが分かるようになっています。ここで引き上げ可能となっていれば引き上げの申し込み、申請をしてみると良いでしょう。すぐに対応してもらう事が出来るはずです。

上限引き上げ後の返済計画は重要

上限引き上げができれば嬉しい！それでＯＫ！そんな単純に考えてはいけません。無事に上限引き上げが認められたとしても、それをきちんと返済していくことが出来なければ利用限度額が引き下げられてしまう、もしくは利用停止になってしまうリスクもあるんです。せっかく利用できる金額を引き上げても逆に自分を苦しめてしまう結果になっては意味がありません。ここで重要になってくるのが返済シミュレーションです。

いくら利用したらいつまでにいくら返済するのか、利息はいくらついてしまうのか、それを利用前に確認しておくようにしたいですね。返済計画を把握しておく、確認しておくという事です。ただ、自分で計算していくのはとても面倒です。そこでシミュレーターを利用しましょう。シミュレーターはウェブサイトに無料で利用できるものが多くあります。金額、利息等を入力するだけで返済総額が分かるようになっていますし、自分の返済計画を表としてみることが出来るものもあります。

操作は何も難しくありません。利用する消費者金融のウェブサイトにあるシミュレーターであれば返済方法等の計算条件も確かですから、まずは利用できるシミュレーターがあるかどうかチェックしてみてくださいね。計画的に上手に利用しましょう。