本来の消費者金融から考えれば、有名大手の消費者金融業者などと比べて、中小の消費者金融業者の方がより消費者金融業者らしいということがお分りいただけるでしょう。消費者金融でのキャッシングの基本は、少額キャッシングの信用貸しだからです。利用したい金額を申し込んで審査とキャッシングを受けるというフリーローン形式を踏襲しているのです。
このようなフリーローン形式を採用している中小の消費者金融では、早い回答が期待できます。また利用金額単位に審査をすることになりますので、個人信用に対する考え方も特定された範囲にあるということができます。そしてローン期間が比較的短期になるということから、就業形態も柔軟に対応してもらえることが期待できるのです。結果的に一括した信用を問われる金融業者よりも柔軟で積極的なキャッシングを期待できますね。
消費者金融業は貸金業法による登録事業であり、各都道府県・内閣総理大臣による登録を受けることが義務付けられており、営業内容についても関係法令によって厳しく取り締まられています。ですからキャッシングの利用上限も法律によって制限されています。いわゆる総量規制のことですが、利用者の年収の3分の1を上限にキャッシングが規制されているのです。ですから業者がいくら貸したくても総量規制を超えることはできません。
地元にある中小の消費者金融業者が提示している商品案内を見ると、利用限度額が「原則50万円まで」という表示をしています。これに対しての実質年率が「15.0%〜20.0%」となっています。この意味は利用希望者が50万円の希望をすれば、50万円までキャッシングに応じることができるという意味ではありませんので要注意でしょう。
利用希望額に対して法律の制限内である必要があります。総量規制から言えば、年収で150万円以上の余裕がなければならないということになります。また信用取引であるということからいきなり限度額をキャッシングするというリスクを利用者と提供者の両者が取るということも無謀なことだからです。ですから業者が提示している利用限度額は業者のキャッシングに対する姿勢の積極性を表していると考えるべきなのです。
このようなことから、高額の利用限度額を提示している業者から大きなキャッシングができると考えることは誤りだと理解していただけるでしょう。一覧に掲載される消費者金融業者はキャッシングに対する積極性をアピールするために高額の利用限度額を提示しています。しかし利用者として有効に利用できる情報はといえば、むしろ最低利用金額がいくらからになっているのかということなのでした。
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