いつでも手軽に現金が用意できるカードローンは、とりあえず持っているだけでも便利ですね。しかし、利用頻度が高い人ほど「限度額がもっと多ければなぁ…」と物足りなさを感じやすいでしょう。
そこでおすすめするのが、『カードローンの利用限度額を増やすこと』です。融資の限度額は固定ではなく、後から増やせるというのは知っておいて損はしません。
ただ、無闇に増やそうとしても失敗しやすいので、『カードローンの限度額を後から増やすコツ』を参考にしてみましょう。
カードローンの限度額を増やせる『増額』はほとんどの商品が対応しているものの、以下のことを知らないと失敗したり、思いのほか増えなかったりします。
特に注意したいのが『現在所持しているカードローンの最大限度額』で、これが極端に低い商品の場合、増やすための労力に見合わない成果しか出ません。
カードローンの最大限度額はピンからキリまであるので、最高で1000万円まで増やせるものもあれば、増やせても30万円までという商品もあるのです。
カードを長く所有し、多用もしたいなら増額は欠かせません。最大限度額が多いほど末永く使えるのは間違いありませんから、余裕のある借入先をまずは選びましょう。
カードローンの限度額を増やす上で最も重要なのは、やはり『利用実績』でしょう。
この利用実績の積み方はいろいろありますが、主に以下のような点が見られています。
簡単にまとめると、『定期的に利用しつつ、延滞はせずに早めに完済している人』が増額しやすいです。こうした人たちは金融業者から「安心して貸せるから、もっと借りてもらってたくさん使って欲しい」と思われるでしょう。
だからといって、「特に必要な用途はないけど借りておこう」とか、「生活をギリギリまで切り詰めて返済に集中しよう!」と考えると本末転倒です。
カードローンは『本当に必要なタイミングで、必要なだけ借りる』のが最も理想的なので、目的と手段を逆転させてはいけません。こうした間違った使い方をすれば、次項のような問題が発生します。
カードローンの利用状況を常に把握している金融業者ですが、そこには良い情報だけでなく、当然悪い情報も残されています。
実績を積み重ねるのは時間がかかりますが、ちょっとのミスでも悪い情報は残ってしまうので、カードローンの利用は慎重さも大事です。
利用状況での悪い内容といえば、多くの人が想像できるかもしれません。
やはり延滞が一番起きやすいミスで、短期間ならともかく2ヶ月ほど遅れてしまうと、いわゆる『ブラックリスト』になります。こうなると増額どころか、カードの利用停止にまで陥るでしょう。
なお、延滞の場合は1年から5年、債務整理をしてしまうと5年から10年は情報が残るので、しばらく増額は諦めるべきです。
融資の審査において、年収が多いのは大きなアドバンテージです。これは増額の審査でも同じで、収入が増えていれば限度額も上がりやすいでしょう。
ここで大切なのは『年収が増えたらきちんと申請すること』で、この方法については手順があります。
融資の利用状況などはリアルタイムで把握しているものの、年収については申告が欠かせないので、金融業者も「登録情報が変わったら迅速にご連絡ください」と記載しています。
年収が上がっていれば審査で有利になりますが、下がっているともちろん不利になるため、一時的に減っているだけなら申請しないのも手でしょう。
年収に関しては申告待ちであるように、仮に収入が増加していても申告しない場合、増額審査を受けても「年収には変化なし」として判定します。もしも実績もない場合、通過するのは難しいですね。
そこでおすすめしたいのが『年に1回は年収の増減を申告すること』で、もしも年収が大きく増えていると、相手から増額を誘ってくる可能性もあります。
「面倒だし、増額するときにまとめて申請したほうが良いのでは?」と思うかもしれませんが、急ぎで増やしたい場合は少しの手間でも省きたいので、定期的に申請する癖をつけるのが理想的ですね。
また、年収が多い人は返済能力も高いと判断されるので、相手から増やしてくれることもあります。これは絶対ではありませんが、「急ぎで増やすつもりはないけど、チャンスがあるなら増額したい」とお考えなら、声がけを待つのも良いでしょう。
カードローンはどれもほとんど同じ操作にて利用できますが、増額する際には『銀行』か『消費者金融』かで勝手が変わり、消費者金融の場合は年収にて一定の制限があります。
総量規制による限界が気になるのは、やはり年収が少ない人や専業主婦のように収入がない場合ですね。年収が0の場合は借りられる金額も0なので、仕事をしていないと消費者金融には申し込めないでしょう。
ただし、消費者金融から借りる場合も一部の融資は総量規制の対象外で、たとえば『おまとめローン』や『事業者向けローン』なら、年収では制限されません。
消費者金融で増額を申請する場合、まずは自分の年収から最大限度額を割り出し、その範囲内で希望額を設定しましょう。
総量規制は『貸金業法が適用される金融業者』にのみ発生するので、銀行法という決まりで提供しているカードローンの場合、理屈だけでいえば年収0でも借りられますね。
実際に銀行で増額する際の目安としては、『年収の半分程度まで』といわれます。消費者金融のように明確な制限ではありませんが、銀行も総量規制という制度は知っているので、意識していてもおかしくありませんね。
ただ、年収による制限がない分、実績が優れていると増額しやすいのは間違いありません。年収が多い人でも浪費癖があれば延滞しやすいように、年収がそこそこでも実績があれば、延滞はしにくいと考えるのです。
こうした点も考えると、『増額して長く付き合うなら銀行カードローン』だと評価できます。
カードローンは小口融資がメインなので、限度額が50万円ほどでも「これ以上増やしても使わないかも…」と考える人が多いです。実際のところ、増額は義務ではありませんから、不要ならしなくても構いません。
ただ、限度額と違って金利は低ければ低いほど良く、増額するほど下がっていくことを考えれば、やはり増やせるうちに増やすのが得策でしょう。
それにカードローンの限度額が多いと、以下のような『予想していなかった出費』にも対応しやすいです。
自分の趣味などに使うならタイミングは調整できるものの、こうした出費は人生でいつ起こるか分からず、同時に「どれくらい必要になるか?」というのも分かりません。
そんなときに増額したカードローンがあれば、余裕を持ってお金を借り入れ、そして低い金利で楽に返せるのです。
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