財政の都合か、昔に比べて『年金のみでの生活』が難しくなってきました。年々減らされ続ける支給額や上がり続ける給付開始年齢のことも考えると、老後の金策にもさまざまな選択肢が欲しいですよね?
そうなると、年金暮らしでもカードローンを使いたいところですが、年金収入のみでも審査に通るのでしょうか?利用者の多くは普通に収入があるサラリーマンなので、不安な方も多いと思います。
年金収入のみでも借りられるのか、借りられるとしたらどんな点に注意すべきか…それらを詳しく見ていきましょう。
最初に考えておきたいのが、『年金収入しかない人でも、これから働く予定はあるかどうか?』という点です。
最近は「年金だけの収入だと不安だから、また仕事を始めようかな?」と考える人も多いです。年齢制限が緩い仕事もたくさんありますし、退職まで勤めた会社に再雇用してもらうという手もあります。
もしもそうした予定があるなら、『年金以外の収入が発生した時点』で融資に申し込むべきです。働く予定があるのに年金収入のみで申し込むと審査に落ちたり、さらには限度額が下がったりするので焦ると損ですね。
以上も踏まえて、「年金収入のみでこれからも働く予定はない」という人向けの情報を記載いたします。
年金収入で融資を受ける場合、最優先でチェックすべきが『年金生活者にも対応しているかどうか』で、これは金融業者によって変わってきます。
このように対応にはかなりの差があるため、知らずに申し込むと自分が予想した結果とは大きく異なるでしょう。
なぜ年金収入だけだと対応してもらいにくいかといえば、『年金収入は安定した収入かどうか判別が難しい』というのが関係します。一応は定期的に支給されるものの、社会情勢から引き下げも起きやすく、そもそも労働での給与に比べると少額なのが気になりますね。
さらに、『年金のみでも貸すかどうかの判断は会社に一任』されているのにも注目です。仮に国側が貸し付けるように法改正すれば問題ありませんが、そんなルールはないので「リスクの高い顧客は避けたい」と考えるのが普通の企業でしょう。
よって、年金でもOKとしている会社は少数派です。
年金収入で借りられる金融業者は少ないものの、意外と有名で人気の会社が対応しているため、『年金のみでもOKなおすすめ業者』をいくつかご紹介いたします。
会社名 | 限度額 | 金利 |
---|---|---|
三菱東京UFJ銀行 | 最大500万円 | 4.6%〜14.6% |
みずほ銀行 | 最大1000万円 | 3.5%〜14.0% |
新生銀行(レイク) | 最大500万円 | 4.5%〜18.0% |
年金のみでも申し込めるのは事実ですが、融資審査はもちろんあるので、落ちてしまう可能性もあるのは考慮しましょう。
また、最大限度額はかなり多いものの、年金収入だけだとそこまで借りるのは至難の業です。欲張らずに必要最低限の金額を希望すれば、十分通るでしょう。
年金をもらっているということは、年齢もすでに高齢者と呼んでも差し支えありませんよね?そうなると年金収入だけもOKかどうか以前に、『カードローンの対象年齢』について意識すべきでしょう。
カードローンは年齢によって利用を制限しており、一般的に高齢と呼ばれる年代になっていると、大抵は融資が受けられなくなっています。
カードローンが使える下限は20歳からで決まっていますが、上限については各社でばらつきがあります。
会社名 | 年齢制限 |
---|---|
三菱東京UFJ銀行 | 65歳まで |
りそな銀行 | 64歳まで |
楽天銀行 | 62歳まで |
ばらつきはあるものの、大体平均すれば65歳から利用が難しくなるので、年金の支給開始年齢も考えると借入先はかなり絞られるでしょう。
65歳が多くのカードローンでボーダーラインになっていますが、先ほどもお話したようにばらつきがあるので、中には『かなりの高齢であっても申し込めるカードローン』が存在します。
会社名 | 年齢制限 |
---|---|
新生銀行(レイク) | 70歳まで |
アコム | 69歳まで |
プロミス | 69歳まで |
アイフル | 69歳まで |
この表からも分かるように、『年齢制限が緩い会社には消費者金融が多い』ですね。銀行のほうが低金利で借りられるものの、長く使うなら消費者金融にも頼ってみましょう。
年金収入しかなくてなかなかお金を借りられないときに、「どなたでもご融資します!」なんて宣伝文句を見かけると、つい連絡してみたくなりませんか?
ですが、その考えこそが最も危険なのです。
たとえばある程度若いとネットなども使った情報収集ができるので、怪しい金融業者はまず検索してみたり、そもそも普通の金融業者から借りられたりするので、危ない業者を回避しやすいのです。
しかし、高齢者の人だと情報収集の方法も限られやすく、申し込める借入先の少なさから闇金融を信じてしまいがちです。普通に考えれば「どんな人でも貸し付けるなんて怪しい」と思うのですが、その発想になかなか行き着かないからこそ、高齢になるほど闇金融を警戒すべきでしょう。
闇金は巧妙化しているものの、基本的には見抜くのは簡単であり、高齢者でも事前に知識を身につければ問題ありません。
そこで、『闇金融を見抜く簡単なチェックポイント』をお教えします。
特に闇金融はできるだけ足が付かないようにするため、簡単に破棄できる携帯電話でしか連絡が取れません。まともな金融業者はきちんとフリーダイヤルの設置をしているので、この点からまずはチェックしてみましょう。
仮に闇金融に連絡したとして、途中で気付いて融資を断った場合は脅されることもありますが、それは犯罪行為です。そこでお金を支払ってしまえば延々と絞り取られるため、すぐに警察へ通報すべきです。
もしも闇金融からお金を借りたら、決して返済しないでください。大抵の闇金は金利が違法なので返済義務が発生せず、こちらも通報すれば解決できるでしょう。
以上が『年金生活でも普通のカードローンを作るための知識』でしたが、参考になりましたか?やはりカードローンがあらゆる融資方法の中で最も便利なので、多少の制限はあっても一枚は作りたい人も多いでしょう。
ですが、もしもカードローンにこだわらない場合、年金生活者に特化した公的な融資の利用も検討できます。
年金に特化しているだけあって年齢制限や収入面では気にならない一方、用途が限られる上に手続きが煩雑であり、カードローンのような機動性はありません。
もしも年金担保融資を使うなら、カードローンが使えない年齢になってからでも遅くはないでしょう。
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