借金が良いことではないことくらいは、誰だって分かっていると思います。でも、どんなに計画的に金銭管理していても、思わぬ事情でお金が足りなくなることってありますよね。節約してみても乗り切れない場合、消費者金融で借りてみようかなと考える人も多いと思います。
でも特に初めて借りる人だと、「こんな自分でもお金って借りられるのかな?」という不安が付き物ですよね。特に、職業によっては借りやすいものと借りにくいものがあるという点は、多くの人が心配することではないでしょうか。
そこで、安心して申し込むためにも、どんな職業だと融資を受けやすいのか、逆にどんな属性の人は審査に通りにくいのかを知っておきましょう!
どんな形のローンやキャッシングでも、原則として消費者金融に申し込めば必ず審査があります。この審査の結果を待っている間はドキドキしてちょっと嫌なものですが、どんな点をチェックされているのかを知っておけば、少しは安心して待てるはずです。
消費者金融に限らず銀行など他の貸金業も含めてですが、審査のときにチェックするものを属性といいます。属性とは、簡単に言えばその人がどんな人物なのか、お金を貸してもちゃんと返してくれる人かどうかを表すものです。
具体的には、以下のような項目が審査されます。
確かに、これを見るだけでもどんな人なのか、そのスペックの概要くらいは分かってしまいそうですよね。
中でも特に重視されるのが職業や年収です。この2つについては次の章で詳しくお話するとして、ここでは他の点についてもう少し詳しく見てみましょう。
「職業や年収が審査されるのは知っていたけど、固定電話があるかどうかも関係あるの!?」と思われた方もいるかもしれませんね。確かに、職業や年収に比べればそれほど重要視されることはない項目も含まれています。
では、これらの項目がどんなふうだと望ましくて、逆にどんなものが審査に通りにくいものとみなされるのでしょうか?
項目 | 望ましい | あまり望ましくない |
---|---|---|
年齢 | 30~50代 | 若すぎると不利 未成年・65歳以上は借りられない |
居住形態・居住年数 | 一戸建て等の持家 長く住んでいるほど良い |
賃貸、公営住宅 年数が短いほど悪い |
家族構成 | 独身で親と同居している | 独身で一人暮らし |
保険の種類 | 共済組合保険、社会保険 | 国民健康保険 |
電話 | 固定電話+携帯電話所持 | 携帯さえない場合は借りられない |
簡単にまとめると、このようになります。でも、どれかひとつの項目が望ましくなかったとしても、それだけで審査に通らないと決まるわけではありません。逆もまた然りです。
年齢に関しては自分では変えようのないものですが、若すぎると今後も現在のお仕事を続けていくかどうかが見えにくいので、消費者金融側も審査に慎重になる場合があります。
居住形態も意外と大切で、賃貸などは簡単に転居できますので、信用度は低くなります。電話についても同じで、固定電話は携帯に比べて解約しにくいため、安定した生活をしている目安になります。
つまり、これらの項目はどれも、安定した生活と収入があるのか、毎月しっかり返済する余裕があるのか、ということを判断するためのものなのです。
審査においてチェックされる属性には、いろんな項目があることを見てきましたが、職業という視点で考えるとやはり公務員なら盤石と言えます。その理由とは何なのでしょうか。また、職業には年収というものもからんできますので、それについても考えてみましょう。
公務員は、なぜキャッシングなどの審査において優良属性と判断されるのでしょうか?公務員という職業はどんなものかといえば、国や地方公共団体の公務を職業とする人たちのことです。
民間企業と違って、世の中の経済状況に関わらず安定した収入を約束されています。民間ではリストラ等の失業の危険がないとは言い切れませんが、公務員にはそのリスクもありません。待遇が良く安定しているので、自分から退職する人も少ないです。
とはいえ、公務員じゃないと審査に通りにくいなんてことは、もちろんありません。公務員以外の職業についても考えてみましょう。
誰もがその名を知っている大企業の正社員も、公務員に匹敵するくらいの好条件です。ただし、どんな大企業でも時代の流れによって浮き沈みがあるという意味で、公務員には一歩及ばないというところはあります。
また、医師・弁護士・税理士・公認会計士などの専門職もまた、審査には有利に働きます。中小企業の正社員も勤続年数が長ければ、それほど不利になることはないでしょう。
契約社員やアルバイトだと、やはり安定継続した収入とは言いにくいので、少々不利になっていきます。無職の場合はまず無理ですが、専業主婦ならば申し込める業者もありますので、該当する方は探してみて下さい。
一般的には、年収が高ければ簡単に借り入れできるというイメージがあるかと思います。それは決して間違ってはいませんが、必ずしもそうとばかりは言えません。
自営業で高収入という人も多いですが、自営業は安定性という点ではそれほど高い評価を得られません。逆に、公務員になって間もない若い人は、業種にもよりますが、驚くほどの高給取りというわけではありません。自営業やフリーターの方がよほど多く稼いでいるなんていうケースも多いです。
なので、年収だけで比べれば公務員よりも有利に思える職業は他にたくさんあるわけですが、職業的にもっとも優良属性なのは公務員なのです。
消費者金融は返済期間やその先の長いお付き合いを見据えて審査結果を出しますから、「安定している」ことが何よりも重視されるというわけですね。
公務員が借入という点において、いかに有利になるかということについてお話してきました。しかし、公務員でありさえすれば誰でも絶対に融資を受けられるというわけではありません。
公務員でなくてもそうですが、返済日をうっかり忘れたりして滞納してしまうと、信用情報に傷がつきます。そうなると、延滞金利で通常よりも高い金利を取られることになってしまいますし、次の申し込みのときの審査が厳しくなってしまいます。
滞納を繰り返していれば、いくら公務員でも貸してくれるところはなくなります。毎月の返済をきっちりと行っていきましょう。
公務員なら確実に審査に通ると思い込んで、次々に融資を申し込みたくなる人も、もしかしたらいるかもしれません。しかし、それはNGです。
申し込みをした履歴は信用情報に残りますから、あまりにも短期間にいくつもの申し込みをすると、「そんなにお金に困っているの?」「計画性のない人なのでは?」などと勘繰られてしまうおそれがあります。
これまで見てきたように、公務員とは現在もこれからもずっと安定した収入や生活を見込める職業ということで、お金を借りたい時にはとても有利に働きます。一時的な収入はそれほど多くなくても、継続的な収入があるかどうかが重要ということですね。
ただし、どんなに公務員が有利でも、返済をしっかりしていくことが大前提となります。一度滞納したらすぐに審査に通らなくなるというものではありませんが、滞納しないにこしたことはありません。
公務員という身分にあぐらをかかず、消費者金融と誠実なお付き合いをしていきたいものですね。
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