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奨学金を借りているあなたへ!消費者金融の審査への影響

日本では大学へ進学する人の率が高く、奨学金を利用する人も少なくありません。給付奨学金をもらえれば、返済など考える必要はありませんが、給付を受けられるのは、ごく一部の学生であって、多くの人は借金をすることになります。

ですが、奨学金は多くの場合、かなり大金を借りることになりますし、返済に時間がかかるものです。場合によっては、自分の意思で借りたわけではないのに、自分が返済しなければならないという人もいるでしょう。

奨学金の返済ができなくて、滞納している人も多数、存在しますが、奨学金が将来の借金に与える影響は気になるところですよね。

消費者金融審査と信用情報照会

まず、消費者金融のカードローン審査について、基本的なことをお話ししましょう。消費者金融のカードローン審査は、スコアリング方式の属性審査と、在籍確認や本人確認書類などの審査、それに信用情報審査によって構成されています。

スコアリングの対象となるのは、年齢や職業、保険、年収、家族構成、居住形態、電話の有無など、その人の収支状況を判断する材料や、いざというときに連絡が取りやすいかどうかなど、借金で必要な内容ですね。

在籍確認、本人確認については、本当に借りる意思があるのか、本当にその人なのか、嘘の会社を書いて借りようとしていないかなどの審査をするのですが、消費者金融によって、必ず会社に電話をかけてくるところと、まったく在籍確認の電話をしないところと、ずいぶん、差があります。

信用情報審査は、少なくとも大手の消費者金融では、割と重視されやすい項目です。銀行ローンでもそうですが、滞納を繰り返しているような人にお金を貸したくはないですし、金融事故を起こした人とは契約したくないものです。

ただ、信用情報を確認するといっても、情報が載っていなければ、見ることができませんから、5年前の任意整理等、10年前の破産のことまでは、わからないのも事実です。ですから、借りられなかった期間がある、ずっと履歴が真っ白の状態の方についても、警戒されてしまいます。

中・小規模のブラックOK金融会社については、この限りではありません。

信用情報照会

消費者金融が信用情報を照会する際、信用情報機関というものを利用します。これは、個人の信用情報を集めた機関で、その人個人のクレジット・ヒストリーと呼ばれるものを調べることができます。

現在、日本には3つの信用情報機関が存在し、それぞれ、担当する金融会社での借金・クレジット利用履歴を保管しています。問題なく利用している場合には、それほど長期にわたって保存されませんが、万が一、3ヶ月の連続滞納や、債務整理等の事故を起こしてしまうと、5~10年という長い期間、事故者リストに掲載されてしまいます。

これが俗に言うブラックですね。

ただ、これはあくまで借金の情報であって、税金、年金などの情報は含まれていません。

信用情報機関の機能と奨学金の扱い

信用情報機関は、借金に関する情報を保管し、金融関連の会社に提供します。この情報を照会できるのは、本人と、各金融関連会社です。

奨学金は、借金に含まれますよね。それに、奨学金を借りる際には、信用情報機関への情報提供に同意することが必要です。

実は、以前は奨学金を滞納していたからといって、信用情報機関に登録されることはありませんでした。ですが、奨学金の滞納が問題となり、現在では、奨学金の返済を3ヶ月以上していない場合、信用情報機関に登録されることになっています。

ですから、奨学金を滞納した場合でも、情報が登録されてしまえば、消費者金融での借金ができなくなります。なお、奨学金の場合、現状、滞納しなければ、信用情報機関への登録はされないということです。

そもそも、返済ができない人に無理な貸付をしないという目的、そして金融会社がそういう返済能力のない人にお金を貸すリスクを負わないという目的で、こうした信用情報の登録、照会が行われるのですから、奨学金であろうと、他社の消費者金融や銀行であろうと、変わらないはずです。

返済できないのに、また次の借入をつくったら、ますます返せなくなるのがオチですから、貸す側としても貸したくないですし、借りる側としても、返済が追いつかず、大変な思いをすることになってしまうでしょう。そうしたことを防止する策として、やはりこうした策は不可欠ですよね。

奨学金を借りていること自体の審査への影響

とはいえ、奨学金を借りていても滞納していない人もいるはずですし、それがまともなあり方です。会社に勤め始めて、一人前にクレジットカードも持ち、自分で自分の給料を管理しますね。ですが、思いもよらない出費も出てくるわけです。

たとえば、友人たちの結婚ラッシュや、祖父母の他界、立替出張といったことが起こります。普段から貯蓄が十分にできていれば良いですが、就職して間もないと、奨学金の返済に大金をつぎ込んでいるとか、まだついつい遊んでしまうということもあるでしょうし、周囲の状況によっては、たくさんお金が必要になってしまうこともあるでしょう。

こんなときに、消費者金融を利用したいと思っても、奨学金が邪魔するのではないか、と不安になることがあるかもしれません。

結論から申し上げれば、奨学金を借りていることは、滞納しない限り、消費者金融にバレません。先ほど上述したとおり、信用情報機関に登録されてしまえばバレますが、3ヶ月滞納しなければ、そもそも、信用情報機関に登録されないので、消費者金融がそうした情報を知る手段がないのです。

つまり、奨学金を借りているという事実そのものが、消費者金融の借金の可不可に影響するということはない、ということです。

ただ、これは現状の話であって、今後、どうなっていくかは保証の限りではありません。

奨学金を借りて大学に行く以上、より良い企業に就職して、たくさん給料を得るということが前提となっているはずです。そうでなく、深い考えもなしに、適当に遊びたいから奨学金を借りて大学へ行く、というようなことをするくらいであれば、奨学金という名の借金は、背負わないほうが良いです。

奨学金返済と消費者金融の利用について

奨学金は、借りているときはそれほど気にしないことが多いと思いますが、実際に返済するときになると、その金額の大きさに驚く人も少なくないようです。特に、大学4年間、ずっと奨学金を借りていた人の場合、借り方によっては1000万を超えるケースもあるといいます。

多額の奨学金返済に追われている状況で、自分で貯蓄をするといっても、やはり奨学金を早めに返済するほうが優先になってしまって、なかなかいざというときのためのお金を手元に残せないケースもあるかと思います。

実際、奨学金は早く返すとお金が戻ってくるケースもあり、早期返済がとてもお得だということですから、特に真面目な人であれば、少しでも余裕があれば、返済しようとするでしょう。

とはいえ、消費者金融と奨学金を比較した場合、圧倒的に奨学金のほうが低金利ですし、消費者金融で借りるくらいなら、少しお金を手元に残し、余裕を持った返済をしていくほうが良い面もあります。

要するに、審査が通るかどうかということ以前に、奨学金の返済ペースを、消費者金融で借りずに済む程度にしておくのが良いということです。

もっとも、そもそも非正規雇用などで返済がギリギリというケースもあるでしょう。その場合、奨学金を借りていること自体が審査に影響を与えなかったとしても、自分の給料で返済能力があると判断できない場合は、消費者金融で借りずに奨学金を滞納するほうがマシ、という考え方でいることを推奨します。

何よりも、多重債務で返済できなくなることを、まず、一番に避けましょう。

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